バカはバカだった ページ11
学「あれは…三か月ほど前のこと…空が急に光ったんじゃ。何事かと思っておると、空から人が落ちてきた。」
あら不思議。
学「なので六年生に調べに行ってもらった。帰ってきた六年生が連れていたのは女子だった。その
女子は自分はヘイセイというところから来ただのなんだの言っておった。」
ん?平成?
学「行く宛てもなさそうだったので、この忍術学園で食堂の手伝い兼事務員として雇ったんじゃ。そして自分のことはこれから天女と呼ぶようになどと言っいいおって、仕方なくその女を天女と呼ぶようになったんじゃ。」
うわっ、なんじゃそりゃw
学「そこからが問題じゃった。その天女は最初は真面目に働いていたものの、段々サボり始めて…終いには完全に働かなくなった。」
うわ。
学「そして同じ頃、忍術学園の上級生にも変化が起き始めた。上級生たちは、何故か天女にベッタリになってしまったのじゃ。委員会や授業をほっておいて天女とばかりいるようになってのう。休日もいつも町に出掛けて…」
どういうこっちゃ。
学「天女は気に入らないことがあると下級生に暴力を振り、自分の思うままにしていった。最終的には先生が天女を天に還したがな。」
おうふ。
学「しかしその後も二人目、三人目、四人目と天女はやってきて、同じような性格の奴ばかりでのう。来る度に上級生は天女に魅了され、下級生は暴力を振るわれ、先生が天に還しの繰り返しじゃ。」
おや…
学「そして、五人目の天女がお主じゃ。」
…今思ったことゆうていい?
話なげぇ。
「ん?ちょっと、待ってください。もしかして、私がその平成から来たから天女って呼んでるんですか?」
学「?そうじゃないのか?」
「た、確かに私は平成から来ましたけど、天女なんかではないです。天女って呼び方は、その子達は気に入っていたとしても、私は嫌です。」
てか天女ってなんか普通の人間が呼ばれるとしたらダサくない?
学「天女呼びを嫌がるとは…」
「クソバカって呼ばれる方がマシですな。あ、私のことは彼方って呼んで下さいね。」
学「…わかった」
「あ、そうだ、あの…そういや今ってなに時代なんですか?」
学「時代?」
「えぇ、平成から来たと言って、平成とは私が住んでいた時代のことですし、なら今は別の時代なのかなぁと…」
あ、やば、私の脳みそ冴えて来たんじゃね?
学「今は…確か室町時代じゃったかのう…」
む、むろまちぃぃぃ!?!?
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宇宙人もどき(プロフ) - 笑い過ぎて腹よじれましたwwwすごく面白いです! (2021年5月16日 15時) (レス) id: fabe2279e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏 | 作者ホームページ:http://rkrnsyousetu3sjme
作成日時:2017年12月25日 19時