18、進化する…しないね ページ20
そういえば、さっきからシンラさんの様子がおかしい
ずーっとキョロキョロしてソワソワしてるんです。
まさか、進化する…とか?
……そんなわけないですよね。うん。
でも、様子がおかしいのは本当。
一体、どうしちゃったんでしょうか?
「あの人…」
すると、シンラさんは何かを見つけたように視線を止めた。
誰か知り合いでしょうか?
そう思って視線を辿ってみると、視線の先にいたのは、腕を組んで歩いている、眼帯をつけた白髪の男の人。
んー?…あの人、エリート第一の大隊長様では?
えと、名前、名前が思い出せない…
考えているうちにも、シンラさんは第一の大隊長の方へ歩いていく。
「あいつ何してんだ」
「さぁ………知り合いなんでしょうか?」
隣に居たアーサーさんと顔を見合わせる。
アーサーさんは知らないよね…
そうしている間にも、シンラさんは第一の大隊長に何やら話しかけ、向こうもそれに応じている。けれど、彼が敬礼をして名乗った時、顔色が少し変わった。
んー…知り合いにしか見えないですね…
…あ!名前思い出した。
あの人、第一のレオナルド・バーンズ大隊長だ!
「あの、つかぬ事をお聞きしますが、12年前の火事について覚えていますか?」
「今君と話している時間はないんだ。すまないね」
「ちょっとだけでいいんです!」
なんだか…修羅場な気がする…
バーンズ大隊長は一体何を隠しているのでしょう?
それに、12年前の火事って…?
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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時