管理人の日記帳 (ページ11)

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9、ゴリラサイクロプスページ11

「誰がゴリラサイクロプスですって！！？」

「言ってねえ！！人の言葉も分からないのかメスオーガ！！」

さ、流石炎を操る第三世代…火に油を注いでいく…

あ、私も第三世代だった。

「第三世代だからって訳じゃ無いと思いますけど…」

シスターにつっこまれた。どうやら口に出ていたらしい

「俺を忘れんなよ！」

能力で屋上に上がってきたシンラさんは、いきなりマキさんに睨まれる。

「あれ、なんでそんなオーガみたいな顔してんの？」

ブチっと、何かがもう一本切れた音がした気がした。

「シンラさんまで…」

『あらら…』

シスター、その気持ちめちゃくちゃ分かる。

「炎がかき消さないのならば！！」

シンラさんの言葉で完全に切れてしまったマキさんは、シンラさんの炎をメラメラに、アーサーさんのエクスカリバーをプスプスに変えてしまった。

「それじゃ、”エプスカリバー”ね」

『エクスカリバー…ふふっ』

ちょっと面白いかも。

「悪魔だの騎士だの……アイツらの言うように例えるならマキは…”魔女”と言ったところか…」

確かに。マキさんらしいですね。

「ではアオちゃんは姫、ですかね？」

ひ、姫ですかシスター…

「…そうだな」

中隊長まで…

まぁでも、火事場に行かせてもらえないくらい大事にされているんだから“姫”でも納得できる気が…

『いや、私はどこの箱入り娘ですか！？』

私だって火事場に行って鎮魂がしたいんですよー！！

「あはは…」

「プスプス!!メラメラ!!」

シスターと中隊長と話している間にもマキさんはプスプスとメラメラの火力を上げていく。

「出でよ!!ボボボーボボーボボー!!!」

プスプスとメラメラが合体して、頭上にぼーっとした大きい炎が現れた。

「まだ続けますか？」

その声で、シンラさんたちはお互い仕方ないなと降参していった。

でもボボボーボボーボボーも火縄中隊長に消火されるんだろうなぁ…

マキさんの肩にポンと手を乗せる。

『マキさん…ドンマイです』

「え？…っていやああぁぁぁ！！！ボボボーボボー
ボボーがぁぁ！！！」

マキさんの泣き叫ぶ声と同時にボボボーボボーボボーの短い人生は終了した。

…ちょっとシリアス？だね。