32、マキさんナイスでーす! ページ34
「俺達も行くぞ。あとは第五に任せる。」
大隊長がそう言い、私達も第八のシェルターに戻ろうとする。
「だっせぇ〜」
「あ!?」
しかし、後ろから聞こえてきた声に足を止めるシンラさんとアーサーさん。
「第八の大隊長ってさぁ〜
無能力のザコなんだろ?マジだっせぇ〜」
「なんだと貴様!」
「やんのかコラ!」
あわわわわ…これぞ一触即発…
『とりあえず落ち着いてください〜!』
掴みかかろうとする二人のつなぎを掴んで止めようとするが、相手はあくまで年上の男。
私の力で止まるはずがなかった。
『ま、マキさん〜…って、いない!?』
その時、ドスッと鈍い音がして大隊長の悪態をついていた第5の隊員が誰かの拳で崩れ落ちた。
そして笑顔で戻ってくるマキさん。
ま、マキさんえげつない…と絶句したのもつかの間
『でもマキさんナイスで〜す!』
「いぇ〜い!」
と満面の笑みでマキさんとハイタッチした。
私も少しイラついてたんですよ〜。
それを見た大隊長は少し呆れていたが、笑ってマッチボックスに戻っていった。
私達も続いて戻る。
でも、火華大隊長が最後までシスターを見ていたのは気になったな…知り合い?
後で聞いてみよっと。
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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時