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25、十人十色 ページ27

「きゃあああ!」

「こっちに来るぞ!」

「早く逃げろ!」


裁判所では、多くの悲鳴が上がっていた。
殺人犯、ミヤモトが焔人になり、辺りは恐怖に包まれてしまう。
一目散に逃げる者もいれば、腰を抜かして動けない者もいる。十人十色とは、よく言ったものだ。
焔ビトになった殺人犯は、弁護士を引き摺りながら建物から出てきた。


「離してくれ、俺は君の弁護士だぞ。味方じゃないか!」

「そうだ、俺は消防士でこうして人間を助けてたんだよ。お前の命を俺が助けてやった。
お前の命、もう俺のものとも言えるよなァ」

「え?」


炎を吹きながら、ペロリと舌を出した。


「お前のこと、どうこうしてもいいってことだよなァ」

「アオイ!!」

『はいっ!』


焔ビトが弁護士に襲いかかる直前、
シンラさんの背中から飛び降りて攻撃し動きを止め、
更に、ふらりとよろめいた焔ビトをシンラさんが蹴り飛ばした。

「ナンナn…ン"ガ"ッ"!?」

そしてアーサーさんの裏拳で吹っ飛んだ後、

3人で思いっきり蹴飛ばした。

「イキナリ何ナンダヨ!テメェラハ!?」

「お前のせいでまもる君が木の上にウェーイされたんだろうが!」

『そうだ!マモル君に謝れ!』

マモルくんよ…仇は打つからね…

「えっ?そっち?」

シンラさんのツッコミなんて聞こえなーい

「ソウカ、オ前ラ特殊消防官カ…
インチキオ助ケマンノ殺人集団ジャネェカ…
イイナァ…ズルイナァ…」

よく分からないことを言いながらソイツは舌舐めずりをした。

そんなにいうならこの人も特殊消防官になればいいのに。

そんな事を思っているとソイツはふらりと立ち上がって、助けを求めているキャリアウーマンらしい女性に襲いかかった。


「いや…やめて!た、助けて…」

「アイツラハお前ヲ助ケニ来タンジャネェ。俺ヲ殺シニ来タンダヨ!ダカラピーピー喚クナメスガッパ!」

『!まずい!』

私は咄嗟に女性の前に出て、焔ビトの攻撃を受けた。

能力を使って焔人の炎を自分の炎で弾く。

「!?」

土煙が晴れると、火花が私の頬に落ちてきてジュウッと音が鳴った。

「強引ニ打チ消シタカ………」

『このくらい当たり前でしょう』

そう言って周りの空気を爆発させ、焔人を吹っ飛ばす
10m弱飛んだ。まぁまぁかな?

「すげぇ火力…」
「姫とは思えんな…」

ムカ、私は姫ほどか弱くないですよ!
体は弱いけどね!えぇ、体はね!わ(以下略)

心の中で豪語していると、見慣れたマッチボックスが近くに止まった。

26、プスプスこめっと☆→←24、出動じゃあっ!!



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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時

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