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「・・・へーえ。」
中庭で、ある一枚紙に書かれている文字を読む。
本当は読むのは後でもよかったけれど、
やっぱり内容が気になって仕方なかった俺は、Aにトイレに行くと嘘つき、
こうしてひとりじっくり紙を眺めていた。
「あれ、御幸。こんな所でどうしたの？そろそろHR始まるよ」
「ノリ、お前こそどうしたんだよ。」
「いや、この自販機にしか売ってない飲み物を買いに。
教室行く前に買い忘れちゃったから。」
―――
川上side
それじゃ先に教室戻るね、といいその場を離れようとした。
けれど、
(・・・っえ・･･･？)
去り際に御幸が持っていた紙に書かれてある内容が偶然みえてしまった。
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作者名：志乃 | 作成日時：2019年1月6日 0時
