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4月。




学年が変わり、今日から俺は3年生。



クラス替えがあるので、張り紙を確認する。





「―――なんだ、またお前と一緒のクラスかよ」

「はっはっは!退屈しなくていいだろ?」

「ムカつく!お前なんていてもいなくても一緒だよ!!」






新しい教室に着き、自分の席を確認して座ると、案の定倉持に絡まれる。


まぁ、退屈しなくていいけど。



今更友達を作ろうだとか面倒だから思わないし。





「おい倉持、そろそろ始業式始まるから体育館行こうぜ。」

「あー、そうだな。」





始業式での長い校長の挨拶。


新しい担任の紹介。




そして、始業式後の教室内での


新しいクラスメイトそれぞれの自己紹介。




正直どうでもいい。



さっさと全部終わって練習に行きたい。






そう考えていると、ふと視界に入る隣の席に座る女子。


視界に入った瞬間、まさかのその子と目が合って、思わず逸らす。




「ねね、御幸一也くん・・・、だよね?」

「・・・そうだけど・・・。あんた、名前は?」

「私は西川A!よろしくねっ!」

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作者名:志乃 | 作成日時:2019年1月6日 0時

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