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翌日の放課後。





瑠衣と野球部の見学にきている







「あ、御幸くん!いた!」



「え、どこ?」



「あの辺りの、ガラと目つきの悪い人と話してる人!」








5年ぶりに目にした御幸くんの姿は、




とても背が高くなっていて、随分なイケメンになっていて、正直ときめいた。





小学生のときの御幸くんは、背が低くてかわいかったのに。





見た目だけは、あの頃とは別人みたい。








「そーいえば、いつ話かけるつもりなの?」



「んー、タイミングが合えば練習後、かな」



「え、それ大丈夫?

練習後って片付けとかあるし、やめといた方がいいと思うけど・・」



「多分いけるでしょ!もし今日がだめだったら、また明日とかあるし!」









そう思って、練習が終わるまでずっと見学をしていた。








しかし、瑠衣の言う通り、練習後はとても話しかけづらい雰囲気が漂っていた。




なので、今日は諦めて、明日は別のタイミングで話しかけようということになり、




その日はそのまま帰った。









しかし、その後もタイミングはなかなか取れず、気づけば1週間以上経っていた








「ねぇ、やっぱり練習前後にタイミング見図るのって一番難しいと思うし、

思い切って先輩の教室に行ってみれば?」



「え、急にそんなこと言われても。御幸くんのクラス知らないし・・・」



「だったらクラスの野球部の人に聞けばいいじゃん!おーい沢村―!」


「ってちょっと!!」







私の話を聞かずに、勝手に沢村を呼び出す。







「んー!?どうした、藤沢?」



「確か、野球部にキャッチャーの御幸一也先輩っているでしょ?

その人のクラス聞きたいと思って」



「あー、御幸先輩か。あの人なら確かBクラだったような気が」



「ありがとう!急に呼び出してごめんね!」








"沢村からクラス教えてもらえたし、早速昼休み一緒に行こう"






と言う瑠衣の強引な言葉に押し切られ、




昼休みに御幸くんのいる2-Bの教室に行くことになった。

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:志乃 | 作成日時:2017年7月12日 0時

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