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時が経ち、4月。青道高校入学式の日
「おーい!A!こっち!」
「あ、瑠衣!」
私と瑠衣は青道高校を受験し、見事に合格したので、無事入学式を迎えることができる。
クラスの張り紙をみると、瑠衣と同じクラスだったので、安心することができた。
新しい学校
新しい教室
新しい友達――。
そんな新生活に、私は胸を膨らませた
そして、入学式が終わり、瑠衣と一緒に帰る。
「ねぇ、瑠衣。私さ、明日野球部の見学行こうと思っているんだけど、一緒にきてくれない?
一人じゃ不安でさ」
「うん、いいよ。その代わりなにか奢ってね!」
「もちろん!お礼にするよ!」
瑠衣と話していると、あっという間に家に着いた。
じゃあまた明日ね!
そう言い、家に入り、一人になる。
そっか。私はもうあの青道の生徒か。
小学生のとき、偶然出会った御幸くん。
初めて会ったときから、今もずっと好きな御幸くん。
その人とやっと会える。
そう思うだけで、嬉しさでいっぱいだ。
早く再会して、話せるといいな。
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作者名:志乃 | 作成日時:2017年7月12日 0時