＊Obscurus... 3/Newt Side＊ ページ38
そんなことを思い出しながら、目の前にいるグレイブスの問いかけに一つ一つ自分の意思を告げていく
「…僕は、グリンデルバルドの信奉者ではありません」
魔法の存在を非魔法族の知らしめ、【大いなる目的のため大勢を殺す】ことを掲げているゲラート・グリンデルバルド…
僕は、彼の信奉者ではないし、その思想に興味もない
ただ、魔法動物たちが無事であれば…
彼女の世界が無事であればそれでいいと思っている
「…これはどう説明する、スキャマンダー君」
僕の答えに小さく微笑んだあと、グレイブスはあるものを取り出した……
トランクの中に入れていたオブスキュラスだった
ティナが信じられないという顔でソレを見つめていた
「っこれはオブスキュラスだ。だけど誤解しないで！スーダンの女の子を助けようと引きはがしたんだ！研究のために持ち帰った。でも外に出したら生きられない、だから害はないよ！」
「宿主なしでは″役立たず�瓩�」
耳を疑うような発言だった
…どういう意味だ？
「え？役立たずって…？一体何に使うって言うんです？」
僕は初めて彼の目を見た
少し罰が悪そうな彼は小さく息を吐いた後、ゆっくりと立ち上がり言った
「しらばっくれても無駄だぞ。君がオブスキュラスを持ち込んだのは、大混乱を起こし魔法界の存在を露わにするためだろう？魔法界に対する裏切り行為だ」
「違います！それ自体に害はありません」
「…君がこれを持ち込まなければ彼女も傷つくことはなかっただろう。君を死刑に処す。ゴールドスタインも共謀罪で、彼女も同じく死刑に処す」
「は、…あぁ…！」
泣きそうになっている彼女は僕が巻き込んでしまっただけだ
彼女は関係ないことを訴えても、彼の言葉は覆らない
連れていかれる前に、彼は僕の肩口でヒソリと呟いた
「心配するな。彼女はこちらで幸せにするさ」
「！？どういう意味です、Aは今どこに…！？」
「では、な」
縛られた腕を無理に持ち上げられ、強制的に部屋から出された
彼の口元は、笑っていた
Obscurus... END
あとがき
主人公が眠りについているので、少しの間キャラサイドのお話となります
このシーン…長官の口元だけの笑みがとても好きで何回も見返してました(筆を進めましょう)
沢山のハートとお気に入り登録ありがとうございます！
10,000view達成しましたーー！！
やったーーーー！！！
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奥山乃愛(プロフ) - あと動物？たちに好かれたいです！ (2023年1月7日 19時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 19時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、応援ありがとございます！そう言っていただけると捗ります〜！ 気長に待っていただけると嬉しいです！ (2022年6月6日 8時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 楽しみにしています！ゆっくりで大丈夫です！更新頑張ってください( *´꒳`*)♡ (2022年6月5日 11時) (レス) @page40 id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、リクエスト＆感想ありがとうございます！6/1に発表致しますので、それまでお待ちくださいませ(´˘`＊) (2022年5月19日 15時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檜ノ山 | 作成日時：2022年5月9日 2時
