＊Entertain... 3/Newt Side＊ ページ26
Aが姿くらましをした後、動物たちを探しに行こうとそっと扉に手をかけた辺りで、クイニーにバレて食卓へ呼ばれることとなった
コワルスキーさんとクイニーはとてもいい雰囲気だ
そんな二人を眺めながら先ほど、Aの頭についていた髪飾りを思い出した
水色の石がはめ込まれた綺麗なデザインの髪飾りは、もらったものだと言っていたが、一体誰にもらったんだろう
とても嬉しそうに目を細めていたのが気になった…
大切な人、何だろうか
もしかして好きな人からもらった、とか？
悶々とする気持ちを振り払いたくて、どこに視線をやろうかとテーブルの端を見つめながら片頬を膨らませていると、ティナが切り出した
「Aなら大丈夫よ。かなり腕が立つって聞いてるし、まぁ、貴方の方がよく知ってるんでしょうけど」
彼女の口から【A】の名前が出てドキリとした
ティナも心が読めるのかと思った…
「あぁ、少ししか話してないが。あの嬢ちゃんも魔法使いなんだよな。それに国もこっちじゃなさそうだし、世界中に魔法使いはいるのか？」
「えぇ、もちろんよ！…あ、」
「いいのよクイニー。どうせオブリビエイトする人だもの。少しくらい教えても」
それを聞くと、クイニーは寂しそうにコワルスキーさんを見た
彼は何のことだかは分かっていないが、そんな彼に僕が質問に答えることにした
「世界中にいるよ。彼女はとても優秀で、いろんな呪文を扱うことが出来るんだ。呪文学に関する本だって出してるし、魔法道具を自作することだってできる。魔法動物にも理解があって…」
「アンタ、あの子のこと大好きなんだな」
え！？
コワルスキーさんは優しい笑みを浮かべて何度か頷いて見せていた
どうしてこう、分かりやすいんだろう、僕は
「でも、好きになるのは構わねぇと思うが、随分歳の差が開いてるんじゃないのか？どう見ても…」
「ん〜、やっぱりそう見えるわよね。でも安心して！彼女、ああ見えても私達と歳は変わらないんだから！」
「ふぁっ！？」
コワルスキーさんの独特な叫び声が部屋に木霊して口を押えた
「わ、悪ぃ・・・で、でも本当か？見た感じ十代そこそこにしか見えなかったぞ？魔法使いの世界では普通なのか？」
「東洋の人はあれが普通みたい」
ティナが頬杖をついて今頃警備に当たっているだろう彼女を思い返しているようだった
Entertain... END
あとがき
ジェイコブに叫んでほしかっただけの一幕
ティナ＆クイニー姉妹可愛くて好きです
＊why?... 1＊/本編→←＊Entertain... 2＊/本編
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奥山乃愛(プロフ) - あと動物？たちに好かれたいです！ (2023年1月7日 19時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 19時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、応援ありがとございます！そう言っていただけると捗ります〜！ 気長に待っていただけると嬉しいです！ (2022年6月6日 8時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 楽しみにしています！ゆっくりで大丈夫です！更新頑張ってください( *´꒳`*)♡ (2022年6月5日 11時) (レス) @page40 id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、リクエスト＆感想ありがとうございます！6/1に発表致しますので、それまでお待ちくださいませ(´˘`＊) (2022年5月19日 15時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檜ノ山 | 作成日時：2022年5月9日 2時
