＊Reunion… 4/Newt Side＊ ページ20
まさか、Aに会えるとは思わなかった
ホグワーツ魔法魔術学校に通っていたころ、留学生としてやってきた彼女
大烏のような濡れ羽色の黒い髪に、黒い真珠のような瞳・・・
久しぶりの再会に、何から話せばいいのか分からず言葉を詰まらせてしまった
会えたことがとてつもなく嬉しかったから、そっと手を繋いでみたが、嫌がる素振りも見せずに握り返してくれた
ティナと呼ばれた、僕を連れてきた彼女は僕とAが知り合いであることが不思議でたまらなかったようで、どういった経緯で出会ったのかを聞いてきた
しかし、今はそういった状況じゃないことを痛感させられる事態が起きた
マクーザの保安局闇祓いの局長である、グレイブスという男がやってきたのだ
アメリカ・ニューヨークでは、魔法動物の持ち込みは禁止されていることから、中身をチェックすると言ってトランクを持っていかれた時は心臓が飛び出るかと思った
だけど、トランクの中身がパンであることに自分自身も困惑しているところで、グレイブスがあろうことかAの肩を抱いたのだ
意味が分からず繋いでいた手を少し引っ張ると、グレイブスがこちらを見やった
「会議の途中だ。戻らないと彼女がピッカリー議長にどやされる」
会議？
どういうことだと見やると、僕に向き直ってニューヨークへやってきた理由を教えてくれた
「ニュート、私、今マクーザの要請を受けてここに来てるの。だから行かなくちゃ。終わったら連絡するわ」
マクーザからの要請？
そういえば、少し前にも彼女はドイツの魔法省から要請を受けていたのを新聞で読んだ気がする
眉を下げて僕の手を握ってくれるAに少しの寂しさを覚えながらも、彼女の仕事を邪魔するわけにはいかない
ゆっくりと手を離して、Aが見えなくなるまでその背を見送った
「・・・スキャマンダーさん、貴方Aのこと好きなのね」
「あ、え・・・どうして、分かるんです？」
「分かりやす過ぎるわ。これで気づかない彼女も中々ね・・・」
彼女は、はぁ、とため息をついて僕の肩を二度ほど叩いた
頑張れ、ってことかな・・・
「それよりも、この鞄は？貴方のじゃないんでしょう？」
「えぇ、違います。多分・・・あの、銀行で巻き込んじゃった彼のものと入れ替わったんだと、思います。えっと・・・」
「はぁ、とにかくそのノー・マジを探しに行きましょ」
彼女は僕の腕を引いて、ニューヨークの街へと繰り出すことになった
Reunion... END
あとがき
本編です
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奥山乃愛(プロフ) - あと動物？たちに好かれたいです！ (2023年1月7日 19時) (
レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 初コメ失礼します！出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 19時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、応援ありがとございます！そう言っていただけると捗ります〜！ 気長に待っていただけると嬉しいです！ (2022年6月6日 8時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい(プロフ) - 楽しみにしています！ゆっくりで大丈夫です！更新頑張ってください( *´꒳`*)♡ (2022年6月5日 11時) (レス) @page40 id: 2c18e857c2 (このIDを非表示/違反報告)
檜ノ山(プロフ) - まいまいさん» まいまい様、リクエスト＆感想ありがとうございます！6/1に発表致しますので、それまでお待ちくださいませ(´˘`＊) (2022年5月19日 15時) (レス) id: 49e5c7c013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檜ノ山 | 作成日時：2022年5月9日 2時
