7話 ページ9
＜ツナsaid＞
ツナ「ごめん、けっこう遅くなっちゃったね」
クローム「ううん、大丈夫だよ、ボス」
そう言い、クロームは首を振った。
気にしていないようだが、
町から離れた黒曜ランドは街灯などなく、
何メートルおきに建てられた電柱の明かりが
頼りだった。
早く、送らなきゃ。そう思った瞬間、ガサガサッと
何かがこちらに近づいてくる………！
ツナ「クローム、危ない！」
そう言い、クロームを庇った。
リボーン「ツナ、クローム、伏せろ！」
そう言われ、俺とクロームは伏せた。
すると、何かが上を通りすぎ、
ズザザッと地面と靴が擦った音がした。
？「避けないでよ、折角のお気に入りのブーツが
傷付いちゃったじゃないか。」
そう言い、フードを深く被った敵がいた。
ただならぬ、オーラを感じ、クロームに言った。
ツナ「クローム、逃げよう！」
そう言い、クロームの手を握り走り出した。
？「行かせないよ」
すると、俺の右足首が固まった。
何事かと思い、右足首を見ると氷によって
身動きが取れなかった。
すると、敵は少しずつ俺達に近づいてくる。
クロームは、怯えて動けなくなっていた。
ツナ「クローム、逃げて！」
そう言うとクロームは、ビクッと反応し、
強く頷き、向こうへ走っていった。
？「行かせないよって言ったじゃん」
いつの間にかクロームの前に敵はいて、
クロームに向けて、人差し指を指した。
そして、指先から淡く水色の細い線が
クロームの胸へと入っていった。
クローム「うっ………、ボ、ス……！」
すると、クロームはドサッと崩れ落ちた。
ツナ「……っ！クローム！！」
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作者名：アルフェール | 作成日時：2019年7月29日 18時
