3話 ページ5
＜雲雀said＞
いつも通り、風紀を乱す者は消して
その任務が終わればいつもの場所、
屋上で寝る。
だが、そのいつもの習慣を乱された。
そこに寝ている男子の制服を来た女子に。
雲雀「ねぇ？起きなよ」
そう言うが、なかなか起きない。
さすがにイライラして、その女子に近づくと
パチッとその女子は目を開けた。
？「寝込みを襲うとは………
なんて淫らな考えなんだ。」
そう言い、その女子は起きた。
僕は、ムッとしてその女子に言った。
雲雀「君みたいなよくわからない者に
襲う訳ないでしょ。それで、授業は？
サボりなら、女子でも関係なく消すけど？」
そう言い、トンファーをちらつかせた。
？「女子か……。
そう見えているなら好都合だが、
随分、ナメられたものだ。」
そう言い、女子は身構えた。
雲雀「へぇー、僕とやるの？それなら、
充分楽しませてくれそうだ……！」
そう言い、トンファーを女子に向けて振った。
しかし、軽やかに避けられた。
それを見た僕は確信した。
雲雀「ねぇ、君は暗殺者なの？」
？「どうして、そう思う？」
雲雀「まず、女子は伏せて身を守る。
けど、君は間を取り身を守った。
少なからず、柔道などの運動をしていたら
手にコブなどが出るが、君にはない。」
そう言い、僕はトンファーをまた
その女子に振り下ろした。
すると、その女子は少し笑い言った。
？「そうだとしても、君にはわからないさ。
″僕の力″を」
そう言い、その女子は右手の人差し指で
僕の胸を向けた。
？「ごめんね、ゆっくり眠ってね？」
そう言うと、女子の人差し指の先から
淡い水色をした細い線が僕の胸に突き刺さった。
チクッとした痛みがして、
僕はその女子から間を取った。
雲雀「ねぇ、今、何したの？」
？「答えないよ？だって、敵だもの。」
そう言われ、僕はトンファーを握り、
敵に攻撃を与えようとした。
しかし、トンファーが手から離れてた。
驚いた瞬間、ガクッと体が崩れ落ちた。
そして、立ち上がろうとしたが
体が凍ったように動かなくなった。
？「そろそろ、効いてきた頃かな？
大丈夫。ちゃんと、助けは呼ぶから」
そう言い、敵は屋上から出ていった。
そのまま、僕は意識を手放した。
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作者名：アルフェール | 作成日時：2019年7月29日 18時
