『本日ハ晴天ナリ。』第参章【刀剣乱舞】

本日ハ蒼天ナリ･･･102 ページ8

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いつものように朝食ができた頃･･･




乱｢おはよう、主さん！｣


秋田｢おはようございます、主君！｣


五虎退｢･･･お、お手伝いしに来ました･･･！｣




昼食を振舞った時から、粟田口の短刀さん達がちょくちょく手伝ってくれるようになった。



健気だなぁ･･･。




『おはようございます。･･･いつもありがとうございます、助かります』

またお盆に料理を乗せて、運んでもらう。



＿＿


｢｢｢いただきます！｣｣｣



朝から元気な声が大広間に響く。






刀剣男士とはあまり関わるなと天下五剣様()からキツく言われたもので、

私はみんなが食べている机とは別の離れた机に自分の分を持っていく。





すると、巫女服の裾が少し引かれる。




(･･････？)


安定｢そんな離れたとこじゃなくて、こっちで食べようよ｣


清光｢そーそ、一人で食べても美味しくないでしょ｣



安定と清光が半ば強引に皆と同じ机に連行する。




『･･･一人で食べても、味は変わらないでしょう･･････？』



薬研｢気の持ちようだよ、大将。｣



何とも厄介な言葉だ。

皆と食べても、一人でも、ホカホカのご飯の味が変わるものか。



それに･･･



『･･･と、いうわけで、お邪魔しますが･･･よろしいですか』



鶴丸｢･･･勝手にすれば良いじゃないか。｣


三日月｢･･････俺は知らん。｣



ほらぁ･･･、


朝から冷たい視線の雨。



これでは美味しくなるどころか、ホカホカご飯が冷めてしまう。

私はなるべく端っこに座ってご飯を食べる。






清光達が座っている場所には、新撰組の刀が揃っている。


すると、


和泉守｢･･････お前、･･･んな少ない飯で生きていけんのか･･･？｣

堀川｢わ、ほんとだ。主さん、ちゃんと食べないと大きくなれないよ？｣





目の前に座っていた二人に、早速ダメ出しをされる。





『･･･私はそんなに食べる方では無いので。

･･･それに、別に大きくなる為に食べているわけでは･･･』


ささやかな反抗をすると、


和泉守｢だからそんな細っこい腕になるんだよ。｣


ぐぬぬ･･･。白嬋みたいなこと言うなぁ･･･




すかさず私も、

『･･･そういう和泉守さんも、きちんとお野菜食べないとダメですよ。』

和泉守｢･･･う･･｣




的確に和泉守さんの弱みを握る。効果はバツグンのようだ。






そしてまた、和泉守さんは堀川さんに注意されていた。

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