本日ハ雲天ナリ･･･108 ページ14
sideA
『･･･いてて･･････』
強打した頭を擦りながら、清光に腕を掴んでもらって立ち上がる。
清光｢もー、掃除とかなら俺たちも手伝うってば！
まだ完治してないでしょ！｣
そんなこと言われても･･･
『私がやりたくてやってるんです。･･･それに、もうあまり痛くないですし･･･』
ちらりと肩を見せてやると、清光は
｢ばっ･･･！･･･み、見せなくていいから！｣ と、顔を赤くしていた。なんで？
『･･･せっかく覚悟を決めたのに、掃除用具一回も使いませんでした･･･』
私はただ、ぬるぬるで転んだだけであって、
掃除らしいことは何一つとしてやってない。
清光｢･･･ま、まあ、結果オーライじゃない？｣
んん、それもそうだ。
『･･･ですね。なんか無駄に疲れた気分です。』
ふぅ、と一息つくと、
清光｢あ、じゃあ用具は俺が片付けておくから、主は今度こそ戻っていいよ。｣
ここにいる刀剣男士は、そこらにいる人間よりもよく出来た人達なんだなと改めて思った。
『･･･では、お願いします。』
用具を一式渡して、私は風呂場を出た。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
･･････
その後、清光に休めとは言われたものの、一刻も早く霊力に慣れる為に本丸の片隅で練習をした。
･･･しかし、一向に慣れる気配はない。
量の調節が上手くならず、気がつけば
馬小屋や稽古場までもが綺麗になっていた。
(･･･はぁ、今日はこれが限界だな･･･)
徐々に体の疲れが溜まり、今日のところは断念した。
･･･
辺りが薄暗くなった頃、廊下を一人で歩いていると、
山姥切｢･･･また霊力の練習か･･････？｣
後ろから山姥切に声をかけられる。
『･･･ええ、まあ･･･まだ下手くそなままですけど･･･』
山姥切｢･･･そうか。
･･･なぁ、主･･･。｣
『･･･はい、なんでしょうか』
山姥切は、どこか言いづらそうに、
山姥切｢･･･離に、･･･戻るのか･･･？｣
･･･？、･･･どういうことだろうか。
『･･････はい･･･？･･･もう霊力がないので、今日はここまでにしようかと･･･』
なにかあったのかと聞くと、
山姥切｢･･･いや、その･････
･･･少し、あんたと話がしたいと思ってな･･･。｣
そんな綺麗な顔で照れないで欲しい。目に毒だ。
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よぺ(プロフ) - 慧さん» なるほど！他の方のご意見も参考にしたいので、もう少々お待ちくださいね。私は最近の新しい刀剣をあまり知らないので、勉強してきます！(笑)。貴重なご意見とコメントありがとうございます！ (2020年4月19日 7時) (
レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 最近の刀剣も出して欲しいです！伯仲の絡みとか、にゃんぜんとちょもさんとか好きなのでw続編も楽しみにしてます！ (2020年4月18日 22時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鶴難さん» コメントありがとうございます。なるほど、確かにちょっと度が過ぎているものがありますね･･･。もっと考えるべきでした。これからのお話の参考にさせていただきますね！ありがとうございますm(__)m (2020年4月16日 22時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鶴難 - 夢主ちゃんは戦場では野性的過ぎて「戦場はサバイバルですから」と言ってもおかしくなく見えてきてしまった...まぁ、そこも魅力的なんだけどさぁ...みんなが後々苦労しそうだなぁ...。 (2020年4月16日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 霞さん» おわぁ、なんて嬉しいお言葉･･･！(*ﾉД`*)･ﾟ･。私も自分で書いてる癖に、早くハッピー本丸のお話が書きたくてうずうずしてます(笑)。まだまだ頑張ります、コメントありがとうございました！ (2020年4月13日 16時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺ | 作成日時：2020年4月1日 17時
