本日ハ荒天ナリ･･･140 ページ46
sideA
こうして、ようやく私達は池田屋へ進軍し始めた。
そして、山姥切にあまりうろちょろするなと若干叱られ、私の行動範囲が大幅に狭まった。
『･･･それにしても･･･、
夜戦だと、夜目が利かないですね･･･暗くてあまり良く見えないです。』
山姥切｢･･･まぁ、あんたにはキツいだろうな。｣
堀川｢僕は割と見える方なので、僕が先導しましょうか。｣
夜戦や室内戦の影響をあまり受けない脇差がとても頼りになる。
堀川の後を皆で付いていくと･･･
通りの向こう側には、ぼんやりと明かりが灯る池田屋が見えた。
･･･だが･･･、
伽羅｢･･･ﾁｯ、敵部隊が集まってる･･･。｣
池田屋の周りには、敵部隊が巡回している。
裏手に回ろうにも打刀三振りに道を塞がれていて、早くも作戦が崩れ始めた。
『･･･なんとか･･･敵を分散させられる方法は･･･』
･･･
堀川｢･･･あまり得策ではない気がしますが･･･
二手に分かれて行動すれば･･･どちらかが敵を引きつけることが可能になるんじゃないですか･･･？｣
･･･そうか、
『･･･無理に戦闘さえしなければ、なんとかいけそうですね。』
時間が経てば、もう打つ手がなくなる。
手遅れになる前に、出来そうなことはするべきだ。
堀川｢･･･引きつけるくらいなら、僕と大倶利伽羅さんでできる。
兄弟は、主さんと一緒に太鼓鐘さんを探して。
主さん一人じゃ危なっかしいから。｣
最後の一言は余計だった気がするけど、今の状況下ではそれがベストだ。
山姥切｢･･･分かった。｣
伽羅｢･･･行くか･･･。｣
『･･･では、また後ほどここで会いましょう。
あとは････
中傷になったら、すぐに本丸へ帰還して下さい。
これだけは守ってもらえますか。』
歩いていた足を止めて、皆が振り返る。
堀 ・山・伽｢｢｢･･･了解。｣｣｣
一呼吸置き、堀川と大倶利伽羅さんが一気に裏手に回った。
山姥切｢･･･敵が動き始めたら、俺らも池田屋に突っ込むぞ、主。｣
『･･･はい。』
物陰に潜みながら、じっとその時を待つ。
･･･
敵部隊の打刀が刀を引き抜いた時
山姥切｢･･･行くぞ。｣
私達は緊張感に包まれた空気の中を走り出した。
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よぺ(プロフ) - 慧さん» なるほど！他の方のご意見も参考にしたいので、もう少々お待ちくださいね。私は最近の新しい刀剣をあまり知らないので、勉強してきます！(笑)。貴重なご意見とコメントありがとうございます！ (2020年4月19日 7時) (
レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 最近の刀剣も出して欲しいです！伯仲の絡みとか、にゃんぜんとちょもさんとか好きなのでw続編も楽しみにしてます！ (2020年4月18日 22時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鶴難さん» コメントありがとうございます。なるほど、確かにちょっと度が過ぎているものがありますね･･･。もっと考えるべきでした。これからのお話の参考にさせていただきますね！ありがとうございますm(__)m (2020年4月16日 22時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鶴難 - 夢主ちゃんは戦場では野性的過ぎて「戦場はサバイバルですから」と言ってもおかしくなく見えてきてしまった...まぁ、そこも魅力的なんだけどさぁ...みんなが後々苦労しそうだなぁ...。 (2020年4月16日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 霞さん» おわぁ、なんて嬉しいお言葉･･･！(*ﾉД`*)･ﾟ･。私も自分で書いてる癖に、早くハッピー本丸のお話が書きたくてうずうずしてます(笑)。まだまだ頑張ります、コメントありがとうございました！ (2020年4月13日 16時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺ | 作成日時：2020年4月1日 17時
