本日ハ荒天ナリ・・・138 ページ44
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光の中を進んで、ふわりと地上に降り立つ。
早朝に本丸を出たばかりなのに、もう日が落ちた場所へ来た。
時差ボケとかしないのかな。
私の後ろには、既にこの地へ来た刀剣男士が三振り。
堀川「・・・あ、待ってましたよ。」
『・・・お待たせしました。
さあ、行きましょうか。』
山姥切「・・・いや、待て主。」
早速池田屋へ向かおうと歩き出したのに、山姥切に呼び止められる。
『・・・どうしたんです?』
山姥切「・・・気になっていたんだが・・・
・・・主、・・・・・・武器は・・・?」
伽羅「・・・は、」
堀川「・・・えっ・・・」
大倶利伽羅さんと堀川が私の腰辺りに目を下ろす。
____
・・・
『・・・あれ、言ってませんでしたっけ・・・?
・・・私、武器とか持ってないので、
・・・全部現地調達です。』
・・・
私以外の全員が額に手を当てて天を仰ぐ。
堀川「あ、はは・・・」
山姥切「・・・そんなこと一言も言ってない。」
伽羅「・・はぁ・・・」
『・・・?
・・・なんです?』
何故ここまで飽きられてるのか分からない。
武器なんて練度が低い敵さんのもので十分だ。
そんなことを考えていると、
前方に小さく、敵の短刀が一振り・・・。
しかも目が緑色だ。
(初めて見る短刀だな・・・
・・・強いのかな)
__*
『・・・あの、』
山姥切「・・・ん、?」
・・・
『・・・ちょっと武器調達してきます。ここで待ってて下さい。』
ここで逃せば私の武器が無くなる。
早く取りに(貰いに)行かねば・・・!
私はすかさず走り出す。
山姥切「・・・は、?・・・っておい!」
____*
___
・・・
『・・・戻りました。』
堀川「ちょ、どこ行ってたんですか!」
『・・・皆さんに散々言われたので、武器貰ってきました。』
伽羅「・・・おい、・・・これ敵の短刀・・・か・・・?」
『はい。「苦無」という敵の短刀さんのものです。
・・・私だって武器くらい自分で調達出来ます。』
ちょっと自慢げに山姥切に苦無の刀を見せてやると、
山姥切がこちらに歩いてきて
私に思い切りデコピンをかました。
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よぺ(プロフ) - 慧さん» なるほど!他の方のご意見も参考にしたいので、もう少々お待ちくださいね。私は最近の新しい刀剣をあまり知らないので、勉強してきます!(笑)。貴重なご意見とコメントありがとうございます! (2020年4月19日 7時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - 最近の刀剣も出して欲しいです!伯仲の絡みとか、にゃんぜんとちょもさんとか好きなのでw続編も楽しみにしてます! (2020年4月18日 22時) (レス) id: e2c5fada44 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鶴難さん» コメントありがとうございます。なるほど、確かにちょっと度が過ぎているものがありますね・・・。もっと考えるべきでした。これからのお話の参考にさせていただきますね!ありがとうございますm(__)m (2020年4月16日 22時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鶴難 - 夢主ちゃんは戦場では野性的過ぎて「戦場はサバイバルですから」と言ってもおかしくなく見えてきてしまった...まぁ、そこも魅力的なんだけどさぁ...みんなが後々苦労しそうだなぁ...。 (2020年4月16日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 霞さん» おわぁ、なんて嬉しいお言葉・・・!(*ノД`*)・゚・。私も自分で書いてる癖に、早くハッピー本丸のお話が書きたくてうずうずしてます(笑)。まだまだ頑張ります、コメントありがとうございました! (2020年4月13日 16時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よぺ | 作成日時:2020年4月1日 17時