本日ハ雲天ナリ･･･73 ページ27
sideA
しばらく山道を上り下りしていると、
とある道に差し掛かった時、
目の先には、なにか得体の知れない生物がいた。
(･･････あれが･･･、時間遡行軍･･･)
よく見ると、それぞれが各種刀を持っている。
敵は私を見るやいなや、物凄いスピードでこちらに向かってくる。
まあ、相手からすれば、敵の本陣にいるはずの大将がここにいるのだ。狙わない筈がない。
敵は･･･
(･･･打刀、二振り･･･短刀一振り･･･。何とかなりそうだ。)
私も望月から降りると、すかさず敵の打刀の懐に入り、思い切り回し蹴りを食らわす。
･･･と、その瞬間、
回し蹴りを食らった打刀が、凄い勢いで吹っ飛ぶ。
･･･もう一度言う、吹っ飛んだのだ。
人間ごときの蹴りで。
(え、･･･人間でも、そんなに飛ばないのに･･････)
蹴り飛ばした私が一番驚いている。
私から、なにか波動でも出ているのだろうか･･･？
それからというもの、そこにいた敵はあっさりと殲滅出来てしまい、
私は戦利品である打刀(敵さんの物)を拾った。
遡行軍の刀は、切れ味はそこまで良いわけでは無いものの、武器が手に入るという事は純粋に有難い。
そして触ったときに、刀が少し浄化された。
(･･･霊力って凄いなぁ･･･)
他人事のように思いながら、敵探しを続ける。
＿＿＿＿＊
･･･
＿
私はその後も、次々と時間遡行軍を殲滅して行き、
敵の数に比例して、資材や食料もだいぶ手に入った。
これで畑を元に戻している間はなんとかもつだろう。
『･･･よし、帰りましょう、望月。』
望月には荷物を運んで貰い、私はまだ体力が余っていたので、横を歩く。
しばらく歩いていると、向こうに小さく光のゲートが見える。
この時代の人々には見えないのか、見向きもしない。
『もうすぐです。もう少し頑張ってくださいね』
望月にそう話しかけた時、
私の背後に、
三体の大太刀と一体の槍が急に現れた。
そして、それは徐々に異様なオーラを纏って、
＿＿青い光を放つ。
これは･･･
(非常に･･････まずいのでは･･･？)
恐らく、強敵だ。
でも、ここで望月が巻き込まれてしまったら、ここまでの努力が全て水の泡になってしまう。
こうなったら･･･
『･･･望月、ゲートまで走ってください･･･！』
私は再び打刀を握る。
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よぺ(プロフ) - 鳳李千歳さん» 私ももう趣味の一環として書いているので、全然苦ではないですよ（笑）。楽しんでいただけているのなら、本望です(*^^*)。まあ、程々に頑張ります！ (2020年3月27日 18時) (
レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鳳李千歳(プロフ) - やはりとても面白いですが、無理はしないで下さいね？ (2020年3月27日 13時) (レス) id: 94a41c4f40 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - 鳳李千歳さん» わああ！ありがとうございます┏○┓。そうですね、結構序盤で長めに使ってしまったので、伊達のお話が終わったら、長谷部くんとかの絡みを作りたいと思います！千歳さんの小説が出来たら読んでみたいですね！ご意見ありがとうございます！ (2020年3月27日 7時) (レス) id: e6cb5ae321 (このIDを非表示/違反報告)
鳳李千歳(プロフ) - とても面白かったです！一期か、へしべ（圧し切り長谷部）、亀甲と夢主ちゃんの絡みがほしい…。というか夢主ちゃんとっても可愛いです！！僕もこんな小説書けるようになりたいです！尊敬しました！ぜひ体調に気を付け頑張ってください！！！応援してます！ (2020年3月27日 3時) (レス) id: 94a41c4f40 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - Λさん» ありがとうございます！そう言って頂けてとっても嬉しいです(*´ω｀*)。完結までは頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします！ (2020年3月26日 19時) (レス) id: 737a10364d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺ | 作成日時：2020年3月24日 9時
