[FARIY TAIL]闇ギルドマスターは滅竜魔導士…!?

No.22 ページ24

【＿＿＿＿・森-夜】[ルーシィside]





《…ﾎﾟﾂｯ……ｻﾞｧｧｧｱｱｱ》




ﾙｰｼｨ｢…ぎゃぁぁああああ!?｣




あ、雨!?



しかも土砂降り!!?



たしかに、何でもかかってきなさいとか言っちゃったけど!



そういう意味じゃないのよー!!



ど、どうしよう!!!??



雨宿りしないと、さすがにヤバい!!



焦る間も、私の体は雨によって熱を奪われている。




ﾙｰｼｨ｢あっ……!｣




あの屋敷に入ろうかな。



雨が止むまで、入れさせてもらおう!



私ったらナイス!




ﾙｰｼｨ｢じゃ、早速行動ー!｣




こんな暗い場所にあるのは不思議だけど、迷った人とかのために置かれた小屋みたいなもんでしょ!



…だいぶデカいけど。



まぁ、有り難く使わせていただこう。



誰かいるかな…?



いてくれたら少しは安心かな。




ﾙｰｼｨ｢……ふぅ…｣




ようやく扉の前に到着。



なんか迫力あるなー…。



外装は、黒い石が積まれただけの割とシンプルなデザイン。



それに、いくつかの綺麗な窓。



正面中央には白色の大きな扉。



手入れが十分にされているみたい。




ﾙｰｼｨ｢…なんか……、開けづらい…｣




手を伸ばすけれど、なぜか拒んでしまう。




……って、こんな事言ってる場合じゃない!



グッと息をのみ、意を決してコンコンッとノックをした。




ﾙｰｼｨ｢すみませーん、どなたがいらっしゃいませんかー?｣




雨の音でかき消されないように、多少音量を上げて言ったんだけど……。




ﾙｰｼｨ｢……聞こえてないか…、まさか誰もいないとか!?｣




中は見た感じ真っ暗だっしなｧ…。



……勝手に入っても大丈夫、だよね!?



まぁ、何か言われたら、そん時にどうにかしよう!





《……ｶﾞﾁｬ、》




こうして、重々しい扉を開けた。









＿＿＿＿なんで、よく調べなかったんだろう。






＿＿＿＿この時に気づいていれば。






＿＿＿＿私がもっと警戒するべきだったんだ。





＿＿＿＿疑うべきだった。





＿＿＿＿"何でこんな人気の無いところに屋敷があるのか"

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