31.びしょ濡れ ページ39
side A
あの後、俺とオスマンで、シャオロンVSゾムのマウント合戦を見守ってたけど、さすがにウザくなり止めた。
意外と早く引いてくれたから、あんまり長引かなかった。
gr「お前らは体力テスト全部終わったのか？」
ht「全員終わってるよ。」
pkt「じゃあ、軽く顔洗ってから部屋行くわ。タオルどこ置いたっけ？」
『靴箱の方。俺も一緒に行く。』
kn「あ、俺も行くわ。」
tn「了解。先に戻っとくな。」
俺とぴくととコネシマの3人で水道に向かう。他の奴らは、そのまま部屋行き。
体力テストの結果を報告したり、大先生の暴露話をしたりしながら歩いてたら、部活の顧問に呼び止められた。
顧問「あ、オイ、田中。ちょっと頼み事いいか？」
ちなみに、"田中"は俺。名字を忘れてたのか、コネシマにビックリされた。
顧問「第三倉庫に行って、ガットを張れてないラケットが何本あるか見てきてくれ。報告は明日でいいから。」
『分かりました。鍵持ってます？』
顧問「いや、あそこは元々開いてるらしいから、鍵無くても大丈夫だ。電気壊れてるから、懐中電灯持っていった方がいいぞ。」
ムカつく顧問に、終始笑顔で対応する。
見えなくなるまで見送って、顧問が角を曲がったところで、溜めていた息を吐き出した。
『っはぁぁぁぁぁ......。行きたくねぇ。』
kn「Aめっちゃ運悪いやん。」
pkt「いやぁ、バドミントン部は大変ですなぁ。」
半笑いで煽ってくる二人にイライラし、自然と機嫌が悪くなる。
『早く！水道！』
kn「切れんなって。」
pkt「え、倉庫行かなくていいの？」
『顔洗ってから行く。』
水道のとこまで来ても俺のイライラは収まらず、力一杯に蛇口を捻る。
一気に水が出て来て、俺はそれを頭から被った。
『つめたっ！？...あー、気分萎えた。何もしたくない。』
kn「急にテンション下がりすぎやろ。てか、シャツ透けててえろい。」
『は？』
pkt「うわ、タオルもびしょ濡れじゃん。」
『もうこのまま行く...。』
kn「俺らは先に部屋行っとくわ。」
pkt「早く来いよ。」
『なるべく頑張る。』
濡れたまま二人と別れ、俺は校舎の方へと向かった。
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なすの天ぷら(プロフ) - ナタデココさん» 細かいところまで、ありがとうございます。直しておきます。 (2021年6月28日 21時) (
レス) id: df84da94db (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - コメント失礼します!設定の10人いたら、8人振り替えるの、｢ふりかえる｣は振り返るの方だと思います!!!(ふりかえるのゲシュタルト崩壊) (2021年6月28日 17時) (レス) id: 7ade440d4f (このIDを非表示/違反報告)
なすの天ぷら(プロフ) - 果実100％さん» ご指摘ありがとうございます。直しておきます。 (2021年6月17日 16時) (レス) id: df84da94db (このIDを非表示/違反報告)
果実100％ - コメント失礼します。ぴくとハウスじゃなくてぴくとはうす。ひらがなだと思います。 (2021年6月17日 15時) (レス) id: ed00fabd00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすの天ぷら | 作成日時：2021年6月9日 18時
