29.生意気後輩 ページ37
side A
俺は、チーノから渡された水筒を口に運ぶ。
蓋を開けて、中のものを飲んだ。
『っっ！？ご、ふっ！』
中に入ってたのは、美味しい麦茶。なんて事はなく、純度100%の.....めんつゆ？
そして、顔を上げると、俺はもっと絶望することになる。
顔を上げた先には
俺が吹いためんつゆを
顔面から被っている大先生
『！？うわぁぁっ！マジでゴメン！えっと、あ！顔！洗わないと！』
ut「いや、全然大丈夫やで。それより、Aの唾液入りのめんつゆ......へへ。」
『キモいこと言ってないで早く顔洗え！！』
大先生を水道の方向に押し出し、俺はチーノと向かい合う。
チーノはというと、肩を震わせて、笑いに耐えてた。
ci「っッハ、なん、でAさん....っふ、顔に掛けるんですか...んふ、」
『チーノ、ちょっと頭貸せ。』
チーノが少しかがんだ。
身長高いの腹立つな。
『っふ！』
ci「っっい"っだぁ！？」
俺は、チーノの頭を思い切り殴った。
ci「ちょ、何すんねん！！」
『こっちのセリフだわ！普通、初対面の先輩にめんつゆは飲ませねぇだろ！』
ci「はぁ！？俺よりちっっさい癖になに言うとんや！」
『おまっ、禁忌に触れてしまったな...。』
ci「あ、まだ中二病卒業できてないん？"禁忌"とか痛いわー。」
『もう一発殴られてぇの？』
ci「はー、怖い怖い。これだから脳筋は。」
静かに睨み合う俺ら。
そこに、大先生withロボロが戻ってきて、あわてて俺らを引き剥がす。
『ちょ、離してロボロ。俺はあの生意気な後輩を殴んないとなの。』
rb「とりあえず落ち着けや！後輩に手出すとか、それこそ最低なヤツになってまうから。」
ci「離せや、大先生。」
ut「お前も落ち着け。相手は一応年上ってこと忘れんな？」
『"一応"ってなんだよ！』
ut「まさかの飛び火。」
ぎゃあぎゃあ言い争ってるから、自然と皆の注目を集める俺ら。
先生に怒られるのは嫌だから、一旦、人目のつかない所に移動する。
rb「...で、お前ら何があったん？」
分かりやすく整理するため、第三者視点の大先生が状況説明をした。
rb「これは普通にどっちもどっちやな。」
ci「そうやとしても、俺はAが気に入りませんわ。」
『俺も、チーノの事は気に入らん。あと、先輩には敬語。』
未だに睨み合う俺らに、二人は深いため息をついた。
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なすの天ぷら(プロフ) - ナタデココさん» 細かいところまで、ありがとうございます。直しておきます。 (2021年6月28日 21時) (
レス) id: df84da94db (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - コメント失礼します!設定の10人いたら、8人振り替えるの、｢ふりかえる｣は振り返るの方だと思います!!!(ふりかえるのゲシュタルト崩壊) (2021年6月28日 17時) (レス) id: 7ade440d4f (このIDを非表示/違反報告)
なすの天ぷら(プロフ) - 果実100％さん» ご指摘ありがとうございます。直しておきます。 (2021年6月17日 16時) (レス) id: df84da94db (このIDを非表示/違反報告)
果実100％ - コメント失礼します。ぴくとハウスじゃなくてぴくとはうす。ひらがなだと思います。 (2021年6月17日 15時) (レス) id: ed00fabd00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすの天ぷら | 作成日時：2021年6月9日 18時
