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ラブ・デラックス その1 ページ16
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翌日。
少女は街はずれの別荘地に居た。
振り返ると長い白髪の女。
女はこちらを見ているようで見て居らず、
ただ、只管に康一を注視していた。
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遡ること数時間前。
電話BOXから出てくる億泰。
電話相手は康一の家。
その日、朝から康一の姿が無かった。
昨日、承太郎との話に遅れてきた仗助等は来る前に
由花子へ「康一は将来性がない」という印象を擦り込もうと何やら悪い噂を流してきていたらしく
その所為で由花子がこんなことを起こしてしまったのだろうと予測していた。
「ま、まさか…もう死んじまってるなんて事ァねえだろうな？」
億泰が焦りの表情を浮かべながら首を斬られる動作を真似る。
しかし仗助は冷静に閉じ込められているのだろうと述べる。
「とは言え、早く見つけ出さねえと生死に関わることになるかもしれねえけどよ…」
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作者名：茄子 | 作成日時：2022年1月11日 22時
