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好きの資格 ページ4
｢私は…アルハイゼンと違って、家族のことが好きじゃないから、私が、好きを語る資格なんて、無いんだよ。｣
｢家族が好きじゃないと、他人を好きになってはいけないのか？｣
｢え…？｣
｢俺は、血の繋がりよりも感情の繋がりの方が大事だと考えている。それに、血が繋がっていようがいまいが、家族としてのありかたは、本人たちによって決めるものだろう。家族だって所詮は赤の他人、考え方が合わないことだってあるだろう、家族だからと無理に意見を合わせる必要は無い、君は君だ。君の好きなように生きるといい。｣
｢わ、私は…私は…。…私、アルハイゼンのこと。好きになってもいいのかな？｣
｢なってもらわないと困る。｣
｢…っ、アルハイゼン、私、アルハイゼンのことが。｣
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作者名：やたお | 作成日時：2023年4月20日 0時
