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すぐに状況を理解できるこの人、怖いです ページ2

今日は土曜日、仕事は休み。


週休2日のところで良かった。


「おはようございます」


いつも誰も居ないリビングには私の最推しのドストさんが居る。


逆トリって本当に有るんだ、夢小説みたいだ。


「おはようございます、結城さん」


「落ち着いてるんですね」


「貴方の書いてくれたメモのおかげです」


因みに結城は私の苗字だ。


よく下の名前だって間違えられる。


「そんな直ぐには理解できませんよ、普通の人には」


もし敦がここに来ていたら、パニックになって寝ているだろう。


「不思議ですね、異能が無い世界なんて」


「そうですね、貴方が求めた世界ですね」


「其処迄知っているとは、驚きました」


眉が少し動いたぐらいだけど、本当に驚いた?


「私は今日仕事がありません、なので生活必需品を買いましょうか」


「お金は…」


「もちろん私が払いましょう」


推しに貢ぐことは栄養だ、風邪のときに治りそうになった。


「犯罪者ですよ?」


「そうですね、でもここでは犯してません」


「はぁ?犯罪に次元が関係あるんですか?」


「こちらではフィクションですので」


フィクションにマジレスするのはアホですから。


たまに居るんですけど作者を叩く前に自衛しましょう。


好きじゃなくなったなら静かに閉じて置くのが大人の対応です。


「なるほど、というか赤の他人を善く家に置きますね」


「それはメモに書いた通り、貴方が最推しだからです」


「最推し?」


ドストさんでも知らないことがあるんですね。


魔人っていうくらいですから、どの業界の言葉も知ってると思いました。


「大好きなキャラクターのことです、お金は推しに貢ぐ物ですから」


「虚無の存在にお金を使うんですか?」


「フィギュアやグッズに使うんです」


かなりお金の無駄に見えるかもですが、幸せを買ってるんです。


色々な食べ物を買うという事と同じはずです。


それに私たちのおかげで経済が回ってると言っても過言ではないはずです。


「ちょっと理解が及びませんが、助かります」


「及ばないことがあるんですね」


どの業界の言葉も熟知している思っていたので、少し驚いた。


「ぼくを何だと思ってるんですか?」


「世界で一番尊い存在だと思ってますよ?」

「一人称がぼくなのも可愛いくて、もふもふ帽子が可愛い。サンリオコラボでシナ○ンなのが納得です」

「それに常人には理解が及ばないところまで達している頭脳も素敵です」

オタクなのがバレました→←本人がいます



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白狐 - 見つけた瞬間にとりあえず尊死して、現実かどうか確かめる為にビンタして現実だったら尊死します! (4月25日 1時) (レス) @page13 id: 25128eaf75 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ丸 - 皆さんは出かけた先にドストさんみたいな人がいたらどう反応しますか? (4月23日 10時) (レス) id: 8eb7693272 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミオ丸 | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2024年2月22日 21時

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