【d!】七不思議？いいえ十四不思議です。

二十二霊目 ページ23

すると、奥には威圧を放つ怪異が居た。

ワースゴーイ。

さて、財布を探すか。

いやでも待てよ？あの人に聞いた方が早い？

いやでも絶対に話したらろくな事無いよ。うん。

『よしじゃあ皆、財布手分けして探してくれる？』

そう指示すると、一斉にバラバラになり探し始めた。

gr「おい。」

何か聞こえたが無視。

この狭い校長室の何処にあるんだったの…

私入れて13人でも見つからないて…

gr「おーい。トン氏ー、ゾムー、大先生ー？見えてますかー？」

面倒事だと分かっているのか、呼ばれた三人もガン無視。

ぐぬぬ。とソイツは言って、

gr「おーい、そこの神子さん？見えてます？」

無視。

tn「財布どこにあんねん。」

ci「無いっすね。」

rb「おかしいな？」

『はよゲーム買いたいんやけど。』

痺れを切らしたのかグルッペンなんちゃらは、机から何かを取り出した。

gr「お前が求めているのはこれか？」

私の財布だ。

…最悪。

関わりたく無いのに。

…そうだ。

『…ぐすん。』

すると、嘘に敏感なチーノが乗ってくる。

ci「どうしたんです？」

そしてしんぺいも。

sn「え…急にどうしたの？」

『言うの忘れてたんやけど、私潔癖なんだって。だから美化委員会に入ったんだけど…今さ、ほら、財布何処にもないってことは真ん中のヤツが持ってるって事じゃん…マジ無理。』

すると、ショッピ君を初め色んな人が理解出来たとばかりに乗ってくる。

syp「うっわ…潔癖なのに別の人に財布触られたとか可哀想すぎやろ…」

rb「うわぁ…可哀想やなそれは…。」

os「え？あの財布ってそこそこ高い奴やん…それもう使えへんの？」

『うん。』

zm「うわぁ…最低やな。」

em「グルさん、それは無いと思いますよ。」

ni「ごめんな、うちの総統が…」

sho「謝っといた方がええで！」

kn「シャオロンの意見に賛成すんのは癪やけど、これは非人道的行為やで！」

ut「そうだよ！女のコにとって財布ってかなり重要なんだから！しかも高い！」

tn「A…ごめんな。生憎俺らじゃ弁償出来んねん…グルさん。」

そう言ってトントンが睨む。

グルッペンなんちゃらはたじろぎ、財布を見る。

gr「え…いや、その…そういうつもりは無かったんだゾ…それに、構ってくれないお前らが悪い訳で。」

すると、校長室の扉が開き、ばってんマスクが、

??「グルッペン。話聞いてたけど最悪だね。」

と、トドメの一言を刺した。

いや、誰？

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