四十九話 ページ1
『もっきゅもっきゅ。』
それからなんやかんやあって結局私も食害被害者に。
「前も思ったけど、女の割によく食べるなぁ……」
『そうなん？まあお腹すいてるし。』
「てか、A。ゾムと大先生はともかく、オスマンと仲良かったっけ？」
ロボロが話に混ざってくる。
……助けて！
アイコンタクトで向こうを向くと、言いくるめ95のオスマンが説明する。
「この前、ケーキ屋で会ってな。そのまんま意気投合したんよ。」
『ケーキ屋でオスマンがいた時はビビったけどな。』
ケーキ屋に行ったことないけどな。
「へー。そうなんか。」
『あ、すみません。チョコパフェ五つ下さい。』
スイーツが食べたい。
「てかゾム……もう無理だって。」
呻くひとらん。
「せやって……オスマンにだけなんで食害止めたんよ……」
比較する大先生。
「ノリやな。」
あっけらかんと答えるゾムだが、ノリで食害されちゃ困る。
『あ、パフェ来たわ。』
勢い良く食べていくぅー。
「なんであんな食害されとったのにまだ甘い物行けるん……？」
食害から解放されたと言えげっそりとしたオスマンがこちらを見てくる。
いや、分かるでしょ。
『甘いものは別腹ですから。』
「ほーん。じゃ、まぁこんくらいで終わりにするか。」
ゾムの神がかった一言で、ようやく食害が終了した。
２軒目……？
やめろ、その話をするんじゃない。
こうして私の家に帰る私達"六人"だった。
『……で？ゾム君。君はなんでここに来てるのかなぁ？』
「いやだってな、マイクラしとるって大先生から聞いたからやりに来たんよ。」
大先生……？
笑顔で睨んで差し上げる。
「いや、ちゃうんすよ。なんか口が勝手に……」
『ゾム、大先生だけにマグマ注いでいいよ。』
「分かったで。」
という事で、王国作り後半戦が始まった。
……
「てかさ、マンちゃんと大先生ほぼ一日中いるじゃん。」
「ホンマや。俺らと同じやんか。」
「言われてみれば確かにそうめう。」
「いっそ俺らもここに滞在する？」
「面白そうやんソレ！僕もここに居たいわ！」
オスマンと大先生はいいとして、ゾムか……
『はぁ。いいよ。部屋空いて無いから全員私の部屋で寝る事になるけど……しかもベッド足りないし。』
一人はソファー、もう1人は床ですね。
生憎私は聖人君子でも無いのでベッドは譲りません。
「あ、じゃあお世話になります。」
「世話になるわ！」
「一週間宜しくな。」
『はいはい。あ、ゾムここにマグマあるよ。』
「ホンマや！これで大先生に……」
「やめて！」
久しぶりに家に笑い声が響いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 472人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
クロ猫のノラ - まさかこれで終わりなんてことは…無いですよね?え?(圧)気長に待たせていただきますのでどうか…ｯどうかお恵みをぉぉ……By前世の小説の頃からファンの者より (2022年7月23日 3時) (
レス) @page20 id: 6467b6967a (このIDを非表示/違反報告)
紫【ゆかり】 - 更新してぇ (2021年2月6日 21時) (レス) id: 363e9bb990 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - え？好き…これからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年9月22日 17時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 糜爛メーデーさん» ネタのオンパレードです。ありがとうございます！更新頑張りますね！ (2020年5月30日 10時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
糜爛メーデー(プロフ) - もうリリカリリカ今は今は求める度に心クラクラリ♪（合ってる？）チョコミン党ってあれですよね？チョコミントアイスアイスアイス（ｲｪｲ）冷たくて♪（めっちゃ面白いです！更新頑張って下さい！） (2020年5月29日 19時) (レス) id: 03410a460b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
