【d!】ゲームの同盟の会長は生徒会長でした。【学パロ】

8、次の日 ページ11

起きる。

目覚ましが鳴る。

いや！順序逆やん！
　
朝から何故か突っ込んでしまったが、今日も平和に学校生活を送ろうじゃないか。

そうして、朝ご飯を準備し始めたとき…

kn「ピィンポォォォォォン！」

うるさいアイツが何故か家の前に居た。

『ふざけんじゃねぇ！』

あいつに対抗するかの様に大声を出し、勢い良くドアを蹴り上げる。

そこには、シッマだけじゃなくて、ゾムも居た。

zm「www」

いや、笑い転げないでくれるかなぁ？

『んで、シッマ。お前なんでここ来た。』

本題を聞くと、笑いながら

kn「家近いし、飯食いに来た。ゾムは付き添い。」

いや、そんなアッサリ言われてもな…

だけど、わざわざ朝から来てくれたんだからね…

『簡単なのしかないけど良いよ。ちょっと待ってて。その間家の中で遊んでな。』

そうして、二人は家に上り、私はキッチンへと向かっていったのだった。

◆Side zm◆

A先輩の家にちゃっかり上がってしもたけど、

zm「いや、家広すぎへん？」

先輩はもう先にキッチンに行っとって、今はシッマと先輩の部屋で話しとる。

kn「あ、初めてやもんな。アイツ、会社の社長やで。自分で起業して絶賛大成功中や。」

アッサリとシッマは言うけど、それ、かなり凄い人やない？

kn「えっと…"なななめたけ"っちゅ〜映像加工とかアニメーション制作会社やとか言っとったな〜」

え？なななめたけ？

zm「ちょっと待てシッマ！その会社って最近急上昇中の、異世界転生アニメの会社よな！？」

いや別にラノベが好きな訳ちゃうけど、映画の公開収入三億やなかったか？

kn「せやな。もう何か慣れ過ぎて何も違和感ないわ。せや、こいつの部屋漁ったら資料あるで。」

そう言ってシッマは机を漁りだす。

確かに、紙だらけやな。

そうして、

kn「あったで！あ、俺トイレ行ってくるから読んどいて。」

俺に資料を手渡してきた。

…ホンマにキャラデザとか描いてある…

zm「これ何や？」

俺が目を付けたんはカレンダー。

ぎっしりと〆切だとか打ち合わせだとか書いてあるけど…一つだけ丁寧に、なおかつ強調されている文字が。

-公式戦sp枠-

…？

他の日付、ゲームでエリンギさんが言っとった日付やないか？

そんでもって、エリンギさんがスペシャル枠でしか出れない。とか言っとった気が…

すると、先輩が入ってきた。

『シッマとゾム〜朝ごはんできたよ？』

我慢できない俺は、聞いてしまった。

zm「先輩。エリンギという人、知ってます？」

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