世界の終わりは誰の味方？ ページ38
よく見ると、龍の上には人影が。
「なんか人おらん？」
「黒い龍に乗るなんて、死神か何か？」
冗談めかして言ってみる。
ただ、その死神には、俺も、トントンも心当たりがある。
救護テントから、ペ神が急いで出てきた。
異変を察したんか？
「……え。なんでこんな所で？誰が召喚したの！？誰がこんな事引き起こしたの！？」
パニックになるペ神。
「どうしたんや！ペ神、そんな取り乱して……」
「…かなり怒ってるよ！一体何に？アレは……アレは…」
「ペ神、俺が呼んだんやと思う。石に祈れってAに言われて……」
すると、彼の呼吸が元に戻る。
「良かったぁ……敵じゃないや。」
「一体なんなんや？」
俺が聞くと、ペ神は漸く説明しだした。
「あれはね……死神と、死龍と……冥界王。世界の終わりを司るもの達だね。……破壊龍は居ないようだからいいけど。」
「ついてけないんやけど……？もっと簡単に。」
「とにかく、いるだけで世界終わるやばい奴らが三人いるよって事だね。まぁ、冥界王はAちゃんなんだけど。」
A……？
あの、さっき見たメイドさん？
それにしては……雰囲気ちゃう。
赤黒いオーラを放つパーカーを来とるし……
「は。A？」
「うん。A。」
すると、彼女は少し高度を下げて話し出す。
『契約はここに完了したり。契約者には幸せを。敵対するものには……死合わせを。』
すると、赤黒い雨がぽたぽたと降り出す。
すると、兵士がだんだん霧散していく。
なのに、倒れているシャオロン達には効果が無い。
俺はシャオロン達に近づいてみる。
「シャオロン……？シッマ……？ロボロ……？オスマン……？エミさん……？」
「ん、んん……」
生きとる。脈も正常や。
すると、彼女はトントンの元まで降りてきた。
「Aなん？」
『友達がピンチって聞いたから、助けに来ちゃった。』
随分と強い友達やな……
「……そか。凄いなぁ。」
『一応ある程度は出来るって言ったでしょ。』
「これをある程度って言うんか？」
『ある程度だよ。』
すると彼女は物凄いスピードで敵の陣地に飛んで行った。
残ったのは……2人の男。
一人見た事ある。
「ラフエ？」
そう呼ぶと彼は振り向いて、狂気的な笑みを浮かべる。
「よー！誰かと思ったらゾムじゃねぇか！久しぶり！」
「お前……死神だったん？」
「あ、そうそう。言うの忘れてたわwゴメンな。」
道理で強い訳か。
「にしても、さっきのメイドさん……」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 221人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
階梯(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！終わりに何回か迷ってたんで、褒めて貰えて嬉しいです！お星様まで……ほんとにありがとうございます！ (2020年5月11日 14時) (
レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 夢小説って終わりを書くのが難しいですが、この作品は終わりがきっちりしてて面白かったです♪お星様一番右側を押しました！ (2020年5月11日 14時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 天華さん» ありがとうございます！最近また見てくれている方が増えて嬉しいです！応援、ありがとうございます。 (2020年5月4日 16時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
天華 - 完結おめでとうございます！！私は最近この作品を知ったのですが、面白かったです！これからも頑張って下さい！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: 55b3851b74 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - ふかさん» 読んでいただきありがとうございます！！！これからも頑張りますので、是非是非応援してやって下さい！！ (2020年1月18日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
