七日目 ページ33
時が経つのは速いもの。
悠久の時を過ごすこの空間では尚更。
まぁ、まだ20歳だけど。
『……トントン。』
「一週間、ありがとうな。」
もう、別れが来てしまった。
『ん。今度からはもう来ちゃダメだよ！』
「……そんな可愛い顔せんといてや。」
頬を赤くするトントン。
？
『あ、そうだそうだ！これ。』
トントンに三つ物を渡す。
マフラーと、ぬいぐるみと＿＿＿＿
「マフラー？それにぬいぐるみと……」
『いや、そのね。仕事中暇だったから編んだの。……要らなかったら捨てていいよ。』
「いやいやいや。捨てるなんてそんな。ありがとうな。どう？似合っとる。」
明るい赤色が、トントンの目と同じ色でとても似合っている。
彼の事を引き立てるような。
『うん。似合ってる。元々何でも似合いそうだし。』
「A様、口説いてるんか？」
「いや、ラフエ。あれ絶対天然だぞ。」
「天然なんてまだこの世界に存在してたんだ。」
なんか言ってるな。
まぁいい。
『じゃあね。お仲間にごめんねって言っといて。あ、あとしんぺい神様にあんまり抱え込むなよって。』
「分かった。伝えとくわ。」
そして彼を路地裏に送り込む。
願わくば、彼の国か永久に発展する事を。
……
tn 視点
「ここは……路地裏？」
送り返されて、気付いたら路地裏に。
「まぁ、帰ってみるか。」
大通りに出ると、すぐそこに城が。
懐かしいな。
貰ったぬいぐるみを抱き締めつつ歩く。
いつの間にか俺にとって彼女の存在は、大事なものになってしまったみたいやな。
城に行くと、兵士が顔パスで通してくれる。
そして次の瞬間。
風切り音と共にナイフが。
それを弾き返す。
「帰ってきたんに、手荒い歓迎やな。」
そして彼の名前を呼んでやる。
すると、バツの悪そうな顔をして彼が降りてきた。
「やって……なんかマフラーつけとるし、変なもんふたつ持っとるし。……ホンマにトントンか心配やったんやもん。おかえり。」
「全く……ゾム。そんな警戒せんでも。」
すると、ゾムが片手を上げる。
そして、俺の大事な幹部達が沢山走ってこちらに向かってくる。
……総統もおるし。
「おかえり。トントン。」
「グルさん……今度からは書類しっかりせぇや。俺もう向こう来るなって言われたんよ。」
「まさかの入国拒否？凄いね。」
ペ神が呑気にそんなことを言う。
あ、そうや。伝えへんと。
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階梯(プロフ) - 紫音さん» ありがとうございます！終わりに何回か迷ってたんで、褒めて貰えて嬉しいです！お星様まで……ほんとにありがとうございます！ (2020年5月11日 14時) (
レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
紫音 - 夢小説って終わりを書くのが難しいですが、この作品は終わりがきっちりしてて面白かったです♪お星様一番右側を押しました！ (2020年5月11日 14時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - 天華さん» ありがとうございます！最近また見てくれている方が増えて嬉しいです！応援、ありがとうございます。 (2020年5月4日 16時) (レス) id: 64ec12ca01 (このIDを非表示/違反報告)
天華 - 完結おめでとうございます！！私は最近この作品を知ったのですが、面白かったです！これからも頑張って下さい！ (2020年5月4日 15時) (レス) id: 55b3851b74 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - ふかさん» 読んでいただきありがとうございます！！！これからも頑張りますので、是非是非応援してやって下さい！！ (2020年1月18日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
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