【wrwrd】一般人は総統の相棒！？【軍パロ】 (ページ7)

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黄緑の幹部と路地裏ページ7

〜夢主サイド〜
全く、今日はいいことが無い。
そう、今も、
……チンピラに目をつけられた。
それは、鬱から逃げて宿に帰ろうとした時の事。
私はいつも、ショートカットの道として路地裏を通り抜けるのだが、
その時にチンピラが現れ、
「お前、いい体してんじゃねぇか？抱かせろよ。」
いやぁ…キモいっす。
と言うことで私は反論したんですが、
「拒否したな？だったら痛めつけてやるよ！」
と言われ、戦闘に。
いつもなら、簡単に殺っておしまい。なんだけど、
一般人として、あえてやられないといけないって言うのを思い出して…手を足も出せないまま、
今に至ります。

集団に殴られる。一発、二発、三発。
少し痛いな…昔よりやっぱ劣ったものだ。
蹴られて、髪の毛引っ張られて、殴られる。
「あぁん？最初からおとなしくしときゃよかったのによぅ？」
はぁ…癪に触る奴らやなぁ…
誰もいないし、殺っちゃってもいいかな？
…でも、
「なんか言えよ！」
…約束だから。
胸ぐらを掴まれる。
『助けて…下さい。』
涙目になる。演技は成功のようだ。
「嫌に決まってんだろ！」
また殴られる。
痛い、痛い、痛い。
身体は痛くないのに、何なんだ？
何故、こんなにも胸が痛むんだ？
…まだ、治ってなかったのかな？
もうそろそろ、意識が飛ぶ。
いくら痛くないとはいえ、体は一般人なのだ。
早く走れても、強く殴ったり蹴れたりしても、高く跳べても、
脆さは一緒なのだ。

光の方に影がさす。
人が来たのか？
「チッスチッス！」
ソイツは、緑のパーカーを着た、変な男だった。
だけど、分かる。
…コイツはかなりヤバイ。
「お、おい！やばいぞ！撤退だ。」
チンピラ共は急いで逃げだ…せるはずもなく、
緑のパーカーに成すすべもなく刺されていく。
そして、
あっと言う間にチンピラを全員血塗れにした。
是非とも語り合いたい所ではあるが、一般人なのだ。そう。
『あ、ありがとうございます。なんとお礼を言ったらいいか…』
それっぽく感謝を述べる。
普通に緑パーカーには借りができてしまった。
いつか、返せるといいが。
「これくらいどうってことないで！それより、大丈夫か？かなり殴られてたよな？」
別に痛くないしな…
『大丈夫です。死にはしないので。』
「いやいやいや！ヤバイやろ！まぁ、嫌なら無理にとは言わんけど…」
お、話の分かるいいやつや！
「でも、傷んだら言ってぇな。早く助けに来なかった俺のせいでもあるんやから。」
めちゃんこ心配してくれますやん。