隣の那須くんが今日も可愛すぎる件について。

私がどうしたいか ページ49

千紗「じゃあ逆に聞くけどさ、あんたはどうしたいの？」






千紗にそう聞かれて固まる私。






『……そんな、私はゆうぴーとは幼なじみだって思ってて、私は今の関係のままがよくて……
だけど、ゆうぴーは違うじゃん……？
私が、ゆうぴーを振ったら間違いなくギクシャクするでしょ？
私は、それが嫌。ゆうぴーを、傷つけたくない。』






私がそう言うと千紗は盛大にため息をついて生のビールを一気に飲んだ。






千紗「あのね、この際ハッキリ言わせてもらうけどさぁ……

あんた、何いい人ぶっちゃってんの？優斗を傷つけたくない？

それは優斗のためでも誰のためでもない自分のためだよ。

私、ずっと見てきたから分かるけどさ、優斗はよくやったと思うよ。

優斗は幼なじみの関係が壊れる覚悟で言ったんだよ。

勇気出して言ってんだよ。なのになんであんたはそんな優斗の気持ちを踏みにじることができるわけ？？

優斗が勇気だしてるんだからさ、あんたも真正面からぶつかって気持ち伝えてこいや。

全力前進があんたのモットーでしょ？！？！

ウジウジすんなや！胸くそ悪い！！！！」






『……千紗！うん、そうだよね。そうだよ。
ゆうぴーは頑張ってくれた……今度は私が頑張る番……！！！
ちょっと行ってくる！！これお金！また飲もうね！！』




机にお金を叩きつける。




千紗「ほんっと、手のかかるやつ……笑」





千紗が、そんなこと言ってるなんて気が付きもしなかった。

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