隣の那須くんが今日も可愛すぎる件について。

私って、なんなんすかね？ ページ21

千紗「え”っ」




『……』




千紗「……仕事思い出したー」




『おいコラ、待てや』





千紗「なんなのよ」



『え、なんなのって何よ？！』




千紗「こっちが聞きたいんですけど？……で、何？私だって仕事あるんだけど」





『あのね、昨日紫耀くんに会ったの。』




私がそう言うと目を丸くする千紗。




千紗「え、平野先輩？」



『うん、そう。』



千紗「どこで？岸くんの居酒屋？」



『うん。でね、また、二人で話さない？って言われたの。』




千紗「あんたはなんて言ったの？」




『……わかった、って』




私がそう言うと千紗のグーパンが飛んできた。




『いや、何するの？！痛いじゃん！！』



千紗「馬鹿だなぁと思って。」



『暴力だよ』



千紗「まぁ、いいんじゃない？ちゃんとあんたの気持ちにケリつけてきなさいよ。」




『……私ってなんなんだろうね。』




千紗「え、なにやだ怖い」



『だってさ、嫌いとか思ってるくせに会えて嬉しいって思ってるし、
話しかけて欲しくないはずなのに、話しかけて欲しいなって思ってるし、
実際に紫耀くんに話しかけてもらってすっごく嬉しかったし、
また会えるって思ったらワクワクしてるんだ。
ね、ほんと自分勝手でしょ？
最低だよね、私。なにやってんのかな、マジで。』




千紗「別にいいんじゃない？私はAがそれでいいならそれが正解だと思ってるから。」






千紗が、そんなこと言ってくれるなんて思わなかった。






『ねぇ、千紗、結婚する？』






千紗「やっぱ、殴ろうか？」

キミは癒しです→←気まずい雰囲気

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