体質52 ページ2
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「じゃあ30分後に駅に集合ね。」
理子ちゃんの声掛けにそれぞれが返事をして自宅へと帰る。
今日は急ぐから、三橋さんと伊藤さんは送ってくれなかった。
……なんだか、今日だけは誰でもいいから傍に居てほしい。
良くないことが起こる気がする。
学校に居てもずっと彼のことが頭から離れなかった。
どうして彼が千葉に？一体何の用で？どういう目的で？私は関係ある？
疑問が止まらない。
彼が怖い。怖くて、震えが止まらない。
「はぁ……っ……」
一息ついて震える自分の体を無理やり抑え込み、商店街から住宅街へと移動して道を曲がる。
住宅街にある子供たちがよく遊ぶ空き地には、四人の男が
＿＿うそ、でしょ。
なんで、ここに居るの。
早く逃げたいのに体が動かない。
そうやってぐずぐずしてたせいか、彼は私に気付いた。
「あ、やっと来た〜っ。」
彼はニコニコと笑いながら私の傍へと駆け寄る。
"やっと来た"？
つまり、私の家がこの辺だと分かってたの？
その結論にたどり着けば、全身から血の気が引くのを感じた。
「っな、んで、……し＿＿」
「紅野。でしょ？Aちゃん。」
彼は威圧するようにそう言った。
＿＿紅野くん。
彼こそが私をいじめた張本人であり、私が人に怯えるようになった原因である。
危険だ。彼は、本当に危険だ。
「……紅野くん。……どうして、千葉に……」
小さな声で尋ねれば、紅野くんはケラケラと笑いながらこう言った。
「それがさー、ユタカちゃんがね？千葉からきた佐川って奴ボコボコにしたら "三橋と伊藤が黙っちゃいねーぞ" って言われちゃったらしくてさー。気になっちゃって遠路遥々遠征しにきたってワケ。」
ユタカさん、が？
どうしてそんな事をしたの？
ユタカさんだけは紅野くん達とは違うと思ってたのに。
……やっぱり、この人たちとつるむだけあって、そういう人だったんだ。
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y1u2i3n4a(プロフ) - めちゃくちゃ好きです本当に。更新待ってます (11月27日 18時) (
レス) id: 9135bf7da8 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - ど、どうか、続きを………こんな面白くて文才豊かな作品久しぶりすぎて………… (2022年7月13日 17時) (レス) @page12 id: 65408d9878 (このIDを非表示/違反報告)
うへへへへ(´へωへ`*) - 続き楽しみ (2022年6月12日 20時) (レス) @page12 id: 8243bd92bd (このIDを非表示/違反報告)
葉紅(プロフ) - もう更新しないんでしょうか？すごく面白いので続きが見たいです。更新楽しみにして待っています！ (2020年9月22日 22時) (レス) id: 915a610475 (このIDを非表示/違反報告)
紅華 - 面白いです！更新待ってます！ (2020年9月1日 20時) (レス) id: 7b082dad3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なしは | 作成日時：2019年1月26日 21時
