体質42 ページ42
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男の人が窓際に居る中、私達はまた三人で顔を寄せ合う。
「どうしたんだ三橋、やられっぱなしじゃねーかよ！目つぶしとか煙幕とか持ってねーのか？！」
「持ってるよ！」
「じゃあやりましょうよ……！」
伊藤さんが同意し、"そうだそうだ、俺はもう我慢できねェ！"と怒りを隠さずにいると、三橋さんは私と伊藤さんに"ばーか！"と一蹴した。
「もしもやるとするだろ？」
『目つぶしだ！』
『ぐわっ』
『ケケケケッ！』
『ちくしょう！！』
男の人はバンッ、と三橋さんを撃つ。
『人生はいいもんだ……』
ぱたん、と三橋さん倒れる。
"三橋〜！"と泣く伊藤さん。三橋さんの手を握って泣く私。
「＿＿みてェなことになったらどうするんだよ！」
「随分美化してねーか？それに勝手に俺を泣かすなよ。」
「確かに、それもあり得なくはないですもんね……」
だろ、と腕を組む三橋さん。
「だから今回は正義の少年になってよ、一躍有名人になってモテよーじゃん！」
一人妄想を繰り広げる三橋さんを、モテるためかよ、と言いたげな目で見つめる伊藤さん。
モテる、か。どういう感覚か分からないし、一回モテてみたいなぁ。
そんな私達を現実に引き戻すように男の人はまた怒鳴り上げる。
「なにペチャクチャ喋ってんだ！」
サッと元の位置に戻る私達。
そんな私達を見て男の人は銃を向ける。
「お前らそんなにコイツが怖いか？」
逆らわないようにへこへこと頭を下げる私達。
「死にたくねーか？」
勿論、と言うようにへこへこと頭を下げる。
すると男の人はニヤ、と笑って伊藤さんに近付く。
「じゃあカッパ、3回回ってワンと言え！」
伊藤さんはさすがに怒ったのか、立ち上がって男に近付いた。
が、伊藤さんは拳銃を向けられ、男の人の言う通りに3回回ってワンと言った。
はぁ、とため息をつく伊藤さんを慰める私と、"みじめだなぁ、"と面白がる三橋さん。
"今度はテメェの番だ、金髪！"と三橋さんを呼びかける男の人。
「テメェは俺の靴舐めな！」
そう言い、靴を見せつける男の人。
だけど、三橋さんは動かない。
それが気に入らなかったのか、三橋さんの頭を掴み、自分の靴に近づけようとする。
"オラ、舐めんだよ！死にたくねーんだろ！"と怒鳴りつける男の人を止めようと口を開いた瞬間。
ぴく、と眉を動かす三橋さん。
あ、これはキレたのでは……？
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ぽちこ(プロフ) - あの話はかなり初期の頃だった記憶があります（西森先生の描き方が）相良君との絡みも楽しみにしています(^^) (2019年1月24日 20時) (携帯から) (
レス) id: 1eeed30fc4 (このIDを非表示/違反報告)
なしは(プロフ) - ぽちこさん» コメントありがとうございます！強盗の回は本当にお気に入りで、どう絡ませようか悩むことが楽しかったです(*´∀｀笑) もう少しでパート2に移行しますが、続編でもどうぞよろしくお願いします(*^_^*) (2019年1月24日 13時) (レス) id: 7e481143a8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちこ(プロフ) - はじめまして。楽しく読ませていただいてます(^^)
強盗のくだりは原作で読みましたが面白いですよね。
お話の更新をお待ちしております(^_^)v (2019年1月22日 23時) (携帯から) (レス) id: 1eeed30fc4 (このIDを非表示/違反報告)
クソすぎる駄作者(プロフ) - なしはさん» カッパが似すぎてて面白いですよねw頑張ってください！ (2019年1月15日 3時) (レス) id: 2effaca00b (このIDを非表示/違反報告)
なしは(プロフ) - クソすぎる駄作者さん» コメントありがとうございます！そうなんです、強盗の話は伊藤が少し可哀想なのが面白くてお気に入りなので、書いてみました(*^^*)応援ありがとうございます、更新頑張ります！ (2019年1月14日 21時) (レス) id: 7e481143a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なしは | 作成日時：2018年12月7日 22時
