もう少しだけ貴方と…【文スト】

＊ ページ6

其れからAと多くの話をしたね…

その度に弱さを知って 優しくなる



息をする 目を瞑る

Aが居なくなる嫌な夢で目が覚める


一つだって覚えていない

曖昧な胸の痛みだけだ。


朝の獣が鳴いている

Aの所に行こうかな

彼女とは違う自分の熱に嘆いて生きていくんだろう

愛せなくても 仕方ないよ

君と私では 違うから


精一杯生きるのが 美徳だなんて甚だしいよね

でもこの手を離さないで…

分厚い壁越しでも

手を伸ばそうとしてくれたのなら

君が 寝ていた時の話をしようか。


でも今更遅いよね

君は一生懸命に自分を演じていた。



もう君が目覚めない事を擬かしいなんて思わないよ

“擬かしい”という言葉で表していいかも分からないけれど…


深い夜 貴方は人生に逆らえず 固まっていた

だから

君は自分を殺すんだ


咲かせたい心も隠しながら…

生きたい心を殺していく…


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おはこんにちわんば！ねこの耳でーす！毎回短くてごめんなさい。この話は次で終わりにします。

星が付いてました！ありがとうございます！

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