もう少しだけ貴方と…【文スト】 (ページ24)

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社会的距離（双黒）ページ24

ー中原sideー

今日、久しぶりに時間が取れたのでAとて出掛ける事にした。
まあ、俗に言う逢引(デヱト)だ。

「おいA、…って何で太宰が居るんだよ！」
『あ、中也！！やっほーっ！』
「あ、中也！！やっほーっ！」
「手前は黙っとけ。」
「えぇー、五月蝿いなあ。チビの癖に…。第一、私が今Aちゃんと喋ってたのだよ！黙るなら中也が黙れば良いのに。」

何故かイラッとする。否、太宰に対してだと思うし、実際そうだ。
だけど、このモヤモヤは何だろうか。

「悪ぃがこっちは先約してんだよ。行くぞ、A。」
「ええ、何？嫉妬？中也の癖に？」
「んな訳無ぇよ」
「…じゃあ、これでも？」

悪戯に笑いながらも、低く、相手を凍らせる様な声でそう言った後、Aにそっと触れるだけの接吻をした。

『ぇぁ…』と声にならない驚きと、顔を真っ赤にしたAが可愛くて襲って仕舞いたい、何て考える。だが、相手が太宰だと思うと如何にも言えない。

「その照れてる顔も可愛いよ」

と、甘い台詞(セリフ)を吐いた後、嬉々爛々とした目で此方を見てくる。

「どう？嫉妬した？」
「嗚呼、…嫉妬したよ。」

俺が言うと、二人で顔を見合わせて笑い出した。

「やったね！Aちゃん！作戦成功だよ！」
『やった～♪』
「やった～♪」

二人して、語尾に音符付けるな。←

「？如何言う事だ、太宰。」
「え～、Aちゃんが嫉妬させたい、って言うから手伝ってあげただけだよ？」
「それでも、接吻はやりすぎじゃねぇのか？節度と距離ってもんがあるだろ！ほら、社会的距離！」
「はいはい。脳筋の癖に良くそんな言葉が出て来ましたねー。ま、上書きはしてあげてね。」
「手前に言われずともやるわ！」

次の日、真面に立てませんでした。by夢主

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おはこんにちわんば！お久しぶりです！世の中、大変な事になってますね。自分も大変です。暇過ぎて一年ぶりにアイナナのゲームしました。むずい…。声優さんの小説書こうか悩んでます…。
ねこの耳