110.小さな芽 ページ15
A「遅かったね、サイ。」
サイ「その姿でこの中にいるの、不自然すぎるんだけど。」
言われて見れば、捜査をしているのは皆、木の葉のベストを着た大人たち。
その中に子供の姿のAがいるのはあまりにも不自然だった。
A「しょうがないでしょ。そう思うんだったら呼ばないでほしいね。」
この性格だが、Aは基本どのような任務でもやり遂げるプロの忍だ。
どのような姿でも任務にはひっぱりだこだった。
サイ「ごめんごめん・・・それで?何かわかったのかい?」
A「・・・こっちきて。」
謝る気がないのが見え見えのその笑顔を撒き散らしながらサイはAに聞いた。
そんなサイにAはしばらくの沈黙した後、あるベンチの前までサイを連れてきた。
A「ここ、見てほしいんだけど。」
Aが指を指したのはベンチの裏側。
サイはAに言われた通り見ると、そこには小さな芽が生えていた。
それからしばらくして千手公園にやってきたボルトたち。
着いた頃には捜査は終わり、警務部隊が片付けをしているところだった。
ボルト「うー・・・・・」
A「おー。遅かったね。」
ボルト「Aだってゴースト止めるのには間に合わなかったんだろ!」
A「・・・まあそうだけど。」
悔しがる3人の元にやってきたのはAだ。
ボルトの言う通り、Aも捜査には間に合ったとはいえ、ゴーストを止めることには間に合わなかった。
ミツキ「間に合わなかったみたいだね。」
シカダイ「一足遅かったか・・・」
ボルト「ちくしょー・・・次こそおれたちの手で捕まえてやるからなあああ!!」
.
火影室では、
昼間の事件について話し合いが行われていた。
サイが言うには、今回の事件、禁じられたテクノロジー、柱間細胞が使われているそうだ。
そして柱間細胞を研究していたチームが根にいたらしい。
今は解体された組織だが。
シカマル「だが根の連中はダンゾウの死とともに解体されたはずだろ。」
当然シカマルもその点を見逃してはいなかった。
サイ「僕も最初は信じられなかったよ。これを見るまではね。」
そう言ってサイが取り出したのは昼間、Aがサイに見せた芽の写真だった。
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キジ(プロフ) - 白猫さん» そう言って頂けて嬉しいです、!ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年4月1日 17時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
白猫 - とても面白くて続きが気になります!更新頑張ってください! (2020年4月1日 12時) (レス) id: f53a1d45b5 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 不動ガゼルさん» ありがとうございます!!なかなか更新できなくてすみません・・・頑張ります! (2019年11月4日 17時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
不動ガゼル - とても面白いです!続きがスゴく気になります!更新、頑張ってください! (2019年10月22日 19時) (レス) id: d6053f6f59 (このIDを非表示/違反報告)
キジ(プロフ) - 綾さん» ありがとうございます!! (2019年10月14日 18時) (レス) id: 526360bfc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:キジ | 作成日時:2019年9月16日 19時