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特別。 ページ4

私も無惨様と似ていて、気分屋だ。


機嫌が良い時、私は無惨様に色々ちょっかいを出す事がある。


無惨様は時間さえあれば書物を読み漁っていて、その間私は暇で暇で仕方がない。







「無惨様…お構いください」

「……」


「無惨様聞こえていますか?それとも聞こえていてわざと無視をしているのですか?」



自分で言うのもあれだが、中々生意気な事を言っている。




ペロッ




書物から視線を外さない無惨様にムッとして耳朶を舐めた。




「私を見てください」

「!」




私が耳元でそう囁くと、無惨様は目を見開いた。




「何の真似だ」
「無惨様の真似です」



そう言うと無惨様は「ほぉ」と感心したような表情を見せた。



「立派しに私の真似事か、生意気な。その舌を噛むぞ」



真っ赤な無惨様の瞳に私だけが写される。



「それは嫌です」


言うと、無惨様は声を低くした。



「私の言葉を否定するとは、お前はつくづく生意気な奴だ」


「だって無惨様が私に構ってくださらないから」



そう言えば、無惨様は冷笑を浮かべる。



「充分可愛がっているつもりだが、お前はそれでも足りないのか」



顔面が羞恥で固くなる。
俯き加減に視線をそらし、














「……無惨様お腹が空きました」





わかりやすく話を変える私に、無惨様は満足げに目を細めた。





「人間の食料なら上弦の鬼に調達をさせた」













上弦の鬼…。

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Moon - 初めまして、読ませて頂きました。めちゃくちゃいい小説ですね。続きが気になりますね (2022年10月7日 10時) (レス) @page7 id: 9eb0a598a8 (このIDを非表示/違反報告)
ゴマ団子(プロフ) - わああああすごくいいところ(;▽;)更新楽しみに待ってます(;▽;) (2020年4月7日 3時) (レス) id: 9ede5b6f69 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 鬼滅の刃は、最近までにわか読者だったのですが、親友から進められてアニメを一気見した次第です。第2クールまで放送していたので驚きました。マンガを買いたいです。(笑) (2019年11月24日 23時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉(プロフ) - ベルモットさん» 無惨様の女装やばいですよね泣。もうあの理不尽な所さえも愛おしいです()関係性などに関してはこれから明らかにしていきますね!コメントありがとうございました! (2019年11月24日 12時) (レス) id: ed48d443d9 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 拝読させて頂きました。無惨の女装をアニメで見て一気ファンになってしまったベルモットです。夢主と無惨の関係性や肉体的な関係性も知りたいですね。 (2019年11月24日 2時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼葉 | 作成日時:2019年11月23日 23時

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