【カラ松】私とあなたと【おそ松さん】 (ページ4)

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２話ページ4

『この辺りに、松野家があるはず！何度もアニメで見てたから……覚えててよかった！』

さぁ、始まった松野家探し。

多分、ここが商店街の近くだから、このまままっすぐ道を行けば、松野家があるはずだ。

そして

『あ……あった……！？松野……本当におそ松さんの世界なんだ……！！』

キャーっと、家を見た瞬間叫んだ。
これでは傍から見たらただの変質者だ。

｢そこのお嬢さん、家になんか用〜？｣

家を見て興奮していた時、横から弾んだような声が聞こえた。

【家になんか用】。
……ということは。この家の住人。
そして、何度も聞いたことがある。この弾んだ声の招待は……！！

『おおおおおそ松……！！？？』

｢ん？何で名前知ってんの！？え、何？エスパーか、何か？｣

知ってるよ、当たり前……なんて言おうとしたが、私がトリップしたと知られて、話が狂うなんてことは、あるのだろうか。

……………………ま、大丈夫かなっ

なんて、いつものポジティブ思考で物事を進める。そして、目の前にいるおそ松に

『あの、名前知っていることとか、この家の前で立ち止まっていたこととか、話せば長くなりそうなので、家に入れてもらってもいいですか？ちゃんと説明するので……！』

なんて、あまりに興奮しすぎて、もはや犯罪者のような発言をしてしまった。

大丈夫かな？