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〜 Juri Tanaka side 〜
樹「…見つけた、この子だ」
小さく呟いたその一言で、リビングでバラバラに休憩していた全員が一気に駆け寄る。
優「なに、どこにいるの」
樹「わかんねぇ、ただ競売にかけられてる」
大「うわ、よりによって○△のとこの競売じゃん」
ジェ「てことは〜？」
慎「北斗」
北「わかってる、今やってる」
情報収集とかは俺が得意だけど、正直いってハッキングとか人の裏をかく仕事は北斗のが得意だ
その証拠に…
パソコンで何やら高速でタイピングしてパチンと最後にエンターキーを鳴らすと、ものの数秒で答えを出す
だけど…
北「ビンゴ。黒だね。競売にかけるつもりはつもりだけど、まだ輸送中」
ジェ「ここほんと嘘ばっかりきらーい」
大「ならまだ完全に向こうの手に渡った訳じゃないんだね」
慎「ならセーフっしょ。場所は？」
北「うわここどこ？樹ぃ〜」
これだ…
こいつ壊滅的に地図が読めない
樹「なに……あぁ、〇〇海の上だけど、船いるな。しかも○△グループの島だし」
優「やりづらぁ〜い！」
樹「ぶりっ子すんなよ！」
優「こわ〜いジェシー」
こいつ…
ジェシーが自分に甘いことを知ってやがる
大「行くよ」
慎「え、準備は？」
大「銃あれば充分でしょ」
北「ちょちょちょ、あまりにも急ぎすぎてない？ちゃんと計画練ってから…」
大「練ってる間に誰かのものになったら？命を落としたら？どうすんの？その計画は誰のためのものになる訳？」
樹「こら、きょも」
きょもはたまに無意識に物凄く威圧感を出す時がある
けれど今回ばかりは、
樹「けど、俺も賛成かな」
慎「んじゃ俺もっ」
ジェ「早く会いたいし」
優「忘れられてるかな、」
ガチャガチャと銃を選び、玉の補充と軽い確認だけ
ゾロゾロと家を出ようとする俺たちの背後で
北「お前らなぁ…ま、いいか。お前らが言うならいいよ」
とかなんとかボソボソ言いながら着いてくる北斗
昔から変わらない
1つ変わったことと言えば
『バラバラに行動しないの！』
って怒る君がいないことくらい
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くみ(プロフ) - 更新ありがとう御座います！続きお待ちしてました！ (12月29日 14時) (
レス) @page21 id: ac351487ee (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - めっちゃ面白いです!続き待ってます！!頑張ってください！ (8月9日 16時) (レス) id: d431eeff82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Merry | 作成日時：2023年5月4日 21時
