あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ9)

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数日後、ついに入学式当日になった。

私たちは9と3/4番線に行き、汽車の前でママとパパと少しだけ話をした。

ｼｰ「A、いい？今までは出かける前に私たちが魔法をかけてあなたの性別をわからないようにできたけど…

しばらく離れてしまうからこのネックレスを持っていきなさい。」

「ママ、これは…？」

ｼｰ「これはね、ママとパパが特別な呪文をかけたネックレスよ。それをつけている間はいつもかけている魔法と同じ役目をしてくれるの。

でもそれが外れたりしてバレてしまったらもうあなたの性別をバレた人には隠し通すことができないの。」

「わかった…気をつけるね。」

こくりと頷くとママは少し寂しそうに笑ってぎゅってしてくれた。

ｼｰ「A、何かあったらちゃんとシアーラと助け合っていくのよ？

あともし女の子だってことがバレた時は…その時は自分でどうしたいかちゃんと考えてね…ホグワーツにいる間は大丈夫だったとしてもいずれそうなる時は来るから」

「……うん、わかった…！」

ママは優しく微笑んで頬を優しく撫でてくれた。

ｼｰ「シアーラもあまり無理しすぎないようにね？

可愛い妹がいるからってお姉ちゃんらしく振る舞うのはとても良いことだと思うけど、それでも双子だからちゃんとAにも頼るのよ？」

ｼｱ「うん！大丈夫だよ、ママ。私たちずっとそうしてきたんだもの。たとえ寮が違くても変わらないわ、だよねA？」

「もちろん！」

ﾃｨ「僕が仕事で見ない間に2人の仲がさらに深まっているみたいで嬉しいよ」

パパはふっと優しく微笑んでくれた。

すると汽車の汽笛が鳴った。

ﾃｨ「もう汽車が出発するみたいだ…

次のホリデーまでしばらく会えなくなるのは寂しいが体には気をつけて」

ｼｰ「何かあったらフクロウを飛ばしてね…！」

ｼｱ「うん！ありがとう、パパ！ママ！元気でね！」

「ありがとう！今日着いたらフクロウ飛ばすね！」

ｼｱ「私もフクロウ飛ばす！」

少し別れを惜しみながら、私たちは汽車に乗り込んだ。