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少し立ち尽くしてたら後ろからシアーラお姉ちゃんが心配そうに話しかけてきた。
ｼｱ「A！すぐに戻ってこないから心配で来ちゃったけど、大丈夫…？」
「あ、お姉ちゃん！全然平気だよ！」
ｼｱ「そっか！良かった〜！」
シアーラお姉ちゃんはほっとしたように笑顔で言った。
私、あの時から本当に心配かけてばっかだなぁ…
そろそろ克服できるようにしないと…そう思った瞬間
ｼｱ「そんなことないよ！！だからそんなに焦らないでA！」
私はびっくりして目をぱちくりした。
「え、シアーラお姉ちゃんもしかして人の考えてることが分かる魔法使ったの…？？」
ｼｱ「ふふっ、それどんな魔法よ〜！Aが考えてること全部口に出してたんだよ。」
お姉ちゃんはくすくす可愛らしく笑って言った。
私は恥ずかしさと同時にいつかこれで何かやらかさないように気をつけようとちゃんと心の中で思った。
ｼｱ「A、私はAに心配させられて嫌だなぁなんて思ったことないから。」
お姉ちゃんは真面目な顔でそう言ってくれた。
「で、でもさホグワーツに入学しても僕がずっとこのままだったら…
お姉ちゃん、僕ばっかに構ってばっかになっちゃってお姉ちゃんに友達作れなくなっちゃって寂しい思いするかもしれない…
きっと迷惑かけちゃう…」
ｼｱ「そんなの全然迷惑じゃないもん！それに、そんなの今さらだしお互い様でしょ…？
私たち今までずっと支え合ってきたじゃん。それがこれからも続くだけだよ。
それに私はずっとそばにAがいてくれたから寂しくなかったよ。むしろ楽しい思い出しかないよ！」
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作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
