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それから、ロンが落ち着くまでハリーたちとハグリッドの家でしばらくおしゃべりをし、寮に戻った。
正直、寮に戻りたくなかった。
お昼にマルフォイにあんなことを言ったからどんな顔をして戻ったらいいのか分からない。
……ええい！今の私は男だ！！なるようになれ！！
勇気を出して部屋に戻った…がマルフォイはまだいなかった。
「…やっぱりお昼のこと怒ってるのかな…。でもあれはマルフォイが悪いよ……。」
結局マルフォイはなかなか帰ってこなかったから、そのまま寝ることにした。
……寝れない。なんかマルフォイのことを考えると眠れない…！！
こうなったらマルフォイが帰ってくるまで起きとこ！
11時くらいにやっとマルフォイは帰ってきた。
私は部屋の窓辺に座って待っていた。
ﾄﾞﾗ「…！A…」
マルフォイは私がまだ起きていたことに少しびっくりしていた。
「おかえりマルフォイ。
……あのさ、その…昼休みのことなんだけど…」
ﾄﾞﾗ「……すまなかった。」
「いや別に僕は気にしてな……え？……え？……怒ってない……？」
ﾄﾞﾗ「…たしかにお前に言われた後はイライラした。だけど…」
そこで途切れた。
「だけど…何？」
ﾄﾞﾗ「っ……とりあえずあの時は悪かった。」
なんか雑に誤魔化された…。
「…そっか。謝る相手は僕じゃないと思うけど…別に僕は大丈夫だよ。
僕、あんなこと言っときながら、マルフォイに嫌われたらどうしようって思って眠れなかったんだ。えへへ、バカだよね。」
ﾄﾞﾗ「なっ……本当に馬鹿だよ…//」
マルフォイは動揺しながらも私が馬鹿だと言うことを肯定しやがった。←
「そういう時は普通"そんなことないよ"って言うものじゃないのー？」
私は一瞬だけわざとらしくムスッとして、少し笑った。
マルフォイはそんな私を見て安心したらしく、
ﾄﾞﾗ「1年間も隣にいたくせに、僕がそんなこと言うようなやつだと思ってたのか？」
とニヤっとしながらいつもの調子で言った。
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作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
