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ホグワーツに戻る日、パパとママに見送られながら列車に向かうと、ハーマイオニーがいた。
ｼｱ「ハーマイオニー！」
ﾊｰ「シアーラ、A、久しぶりね！2人とも元気そうで良かったわ。」
「ハーマイオニーも元気そうで良かったよ。」
ｼｱ「……A…言ってもいい…？？」
お姉ちゃんはすごく何かを言いたそうにウズウズしていた。
私は聞かなくても何となく察した。
「や、やだよ…恥ずかしいし……。」
ｼｱ「ハーマイオニー、聞いて！」
ﾊｰ「どうしたの？」
「えっ！？わ、僕今嫌って言ったよね…？！」
ｼｱ「やっぱりハーマイオニーには言いたいの…！！そしてAに協力したい…！」
ﾊｰ「な、何の話をしているの？Aが何かあったの？」
ハーマイオニーは少し怪訝な顔をした。
ｼｱ「あのね、Aが…」
「ま、待って心の準備がっ…」
??「お前ら相変わらず騒々しいな。」
私の後ろから馴染みのあるバカにしたような声が聞こえた。
こ、この声は…
私は誰か分かると、心拍数が上がり、どうすればいいかわからず後ろを振り向けなかった。
ｼｱ「…！
ふん、あなたも相変わらず噛みついてくるのね。そんなんじゃ、Aは離れていっちゃうんじゃないかしら。」
ﾄﾞﾗ「っ…！」
後ろで少し言葉が詰まったような音が聞こえた。
するとお姉ちゃんの口角が少しだけ上がり、なるほどね…とぼそっと言い、
ｼｱ「…それじゃあ、私たちあなたみたいな人に構ってあげる程暇じゃないから。ハーマイオニー、行こう。」
ﾄﾞﾗ「…ふん。」
ﾊｰ「えぇ。…ってシアーラ、Aは……」
ｼｱ「…ハーマイオニー、後で説明するから。」
ﾊｰ「説明…？」
ハーマイオニーはシアーラお姉ちゃんに軽く引っ張られながら汽車に乗り込んでいった。
「え、ちょっと…」
待って、今、マルフォイと2人にされると…！！
ﾄﾞﾗ「…おい」
「はっ、はい！！」
ﾄﾞﾗ「なんでそんなに驚くんだよ…。…あとなんでこっち見ないんだ。」
「えっと…あ！今目が腫れてて、ブサイクになってるからあんまり顔を見せたくないな〜…あはは……」
私でも分かる…明らかに後ろから不機嫌そうなオーラ感じる…！！
ハーマイオニーとは普通に喋ってただろなんで僕はダメなんだ…みたいな感じなのかな…！！
でも今マルフォイを直視したら何も喋れなくなっちゃう気がする…。
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作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
