31 ページ32
・
私、天才かもしれない…
シアーラお姉ちゃんがいた！
私はすぐにベンチに座って本を読んでるシアーラお姉ちゃんに駆け寄った。
「シアーラお姉ちゃん！」
ｼｱ「A！めずらしいね、中庭に1人で来るなんて。」
そう言って本をパタンと閉じ、隣に座って、と言うように隣のスペースを手でポンポンした。
私は素直にお姉ちゃんの隣に座った。
「お姉ちゃんはいつもここで本読んでたの？」
ｼｱ「いつもじゃないけど、たまにここで読んでたの。お昼休みとか日光が気持ち良くて落ち着くの。」
「そうなんだぁ。」
ｼｱ「そういえばマルフォイはいないの？」
「えっ、いないよ。なんで？」
なんで私、今マルフォイの名前を聞いただけで少し動揺したんだろ…。
ｼｱ「だってA、いつもマルフォイと一緒にいるイメージがあったから…。
もしかしてマルフォイのこと好きだったり…？？」
「えっ？！そ、そんなわけないじゃん！それに仲良くするのがやっとだから、す、好き…とか…そんなの分からないよ…。//」
急にお姉ちゃんがニヤニヤしながらとんでもないことを言ったから、びっくりして一瞬大きな声を出してしまった。
ｼｱ「ふぅーん。まあ…あんな性格のマルフォイに私の可愛い妹が取られるのは嫌だけど…
それでAが幸せならっ…私は構わないわ…！！」
「な、な、なんでそっちの話になるの！た、たしかにマルフォイのことは好きだけどそうゆう意味じゃないし…
〜〜っわたっ…じゃなくて僕！もう戻るね！！！」
ｼｱ「ばいばーい…ってもうどっか行っちゃった。
ふふっ、あんなに照れちゃって…Aは無自覚かもしれないけど、双子だしずっと一緒にいたから私にはバレバレだよ。」
私は勢いよく部屋に戻り、ベッドにダイブした。
顔がすごく熱い…。私…マルフォイのこと……
そ、そんなわけない！！///
でも好きって気持ちがよくわからないから、絶対違うって否定もできないじゃん…！
もしマルフォイに対して思ってることが"好き"だったら…
寂しいって思うのも"好き"だから…ってこと……？？
「〜〜〜っ！！！///」
何も分からないけど、とりあえず私は動揺しまくって枕に顔を押し付けてしばらく1人でバタバタ暴れた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：N2 | 作成日時：2023年4月7日 21時
