あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ18)

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大男はみんなが乗ったのを確認すると進めえ！と叫んでボード船団は一気に動き出した。

城に近づいてきたころに大男は「頭、下げぇー！」と掛け声をかけた。

一斉に頭を下げると蔦のカーテンを潜り、陰に隠れている崖の入り口へ進んだ。

暗いトンネルをくぐると、地下の船着き場に到着し、みんな下船し始めた。

ふと大男の方を見るとそばにヒキガエルを探してた少年、ネビルが大喜びしていた。

私はその様子を見てこっそり安心した。

大男がみんながいるか確認してから城の扉を3回叩いた。

すると扉が開いて、エメラルド色のローブを着た背の高い女性が出てきた。

厳格な風格があり、かっこいいな…と思った。

ﾊｸﾞ「マクゴナガル教授、イッチ年生の皆さんです。」

ﾏｸ「ご苦労様、ハグリッド。ここからは私が預かりましょう。」

そう言うとマクゴナガル先生は扉を大きく開け、一年生を誘導していき、ホール脇にある小さな空き部屋に案内した。

ﾏｸ「ホグワーツ入学おめでとう。新入生の歓迎会がまもなく始まりますが、その前に皆さんが入る寮を決めなくてはなりません。………」

マクゴナガル先生はホグワーツでの生活や四つの寮について説明した。

ﾏｸ「学校側の準備ができたら戻ってきますから、静かに待っていてください。」

そう言うと部屋を出て行った。

「なんだか緊張してきた…」

ﾄﾞﾗ「さっきは楽しみだとか言ってたのに緊張してるのか？」

「ま、まさかこんなに立派なところだとは思ってなかったし先生なんだか風格がすごかったし…

でも周りの子も緊張したりしてるのにマルフォイは平然としててすごいね。」

ﾄﾞﾗ「ふん、僕はあんな奴らみたいにいちいちビビったりしない。」

「おお〜。さすがだねぇ〜。」

少しわざと適当な返事をしたら、バカにしてるのかとでも言いたげな目で一瞬睨まれた。←

なんやかんや喋ってたらマクゴナガル先生が戻ってきた。

ﾏｸ「組み分け儀式がまもなく始まります。さあ、一列になって。ついてきてください。」

みんなぞろぞろと続いていって、大広間に入った。