あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ17)

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それから、時々沈黙になる時があるけどなんとか話題を見つけてホグワーツに着くまでマルフォイとおしゃべりをした。

おしゃべりをしていってマルフォイについて少しずつ分かってきたような気がした。

それに最初はつっけんどんな態度が多めだったけど、話していくうちに態度が丸くなっていった。

少しだけだけど人を小馬鹿にするみたいな嫌な笑い方じゃなくて純粋な男の子みたいな笑い方もするようになってくれた。

それがなんだか嬉しかった。

マルフォイは男の子なのに、私は初めて恐怖を乗り越えれただけでなく、楽しいと思えることができた。

マルフォイが笑ってるのを見るたびに楽しいと思ってるのは私だけじゃなくてマルフォイもそう思ってくれてるのかな、とか思ったり…なんて

それは自惚れすぎだよね。

ﾄﾞﾗ「もうすぐホグワーツに着きそうだな。」

「本当？荷物すぐに持ってけるようにしないと。
それにしてもホグワーツってどんな感じなんだろう…楽しみだなぁ。」

汽車が止まり、色んな子たちが汽車を降りていく。

着いた頃には外は暗くなっていたので、足元に気をつけながら私たちも汽車を降りた。

⁇「イッチ年生！イッチ年生はこっち！」

遠くでもじゃもじゃの毛の大男が大きな声で一年生たちを誘導していた。

⁇「足元に気をつけろ。さあ、イッチ年生ついてこい！」

そう言われみんなは大男に続いて行った。

しばらく進むと大男が

⁇「みんな、ホグワーツがまもなく見えるぞ。この角を曲がったらだ。」

と振り返りながら言った。

角を曲がると、狭い道が急に開け、大きな黒い湖のほとりに出た。

向こう岸に高い山がそびえていて、そこのてっぺんに大きな城が見えた。

色々な大きさの塔が建っており、キラキラと輝いていた。

「すごい……」

私はあれがホグワーツか…と存在感に圧倒されて少し立ち止まった。

⁇「4人ずつボートに乗って！」

ﾄﾞﾗ「おいA、ぼーっとするな。早く乗るぞ。」

「あっ、うん！ごめん、大きいお城に圧倒されてた。」

慌てて岸辺に繋がれた小舟にマルフォイといつのまにか側にいたクラッブとゴイルたちと乗った。