あの双子の弟のことが好きだなんて認めない！【ドラコ・マルフォイ】 (ページ11)

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しばらくハリーたちとロンのスキャバーズのことや色んなお菓子を買ったりして仲良く喋っていたら、またコンパートメントのドアが開いた。

入ってきたのは少し丸い顔で悲しそうな顔をしている男の子だった。

⁇「ごめんね。僕のヒキガエルを見なかった？」

私たちは首を横に振ると男の子はメソメソ泣き出した。

⁇「いなくなっちゃった。僕から逃げてばっかりいるんだ！」

ﾊ「きっと出てくるよ」

私たちは泣き出したことに一瞬びっくりしたがハリーがすぐに慰めた。

⁇「うん。もし見かけたら…」

男の子は落ち込んだように言って出て行った。

ﾛ「どうしてそんなこと気にするのかなあ。僕がヒキガエルなんて持っていたら、なるべく早くなくしちゃいたいけどな。

もっとも、僕もスキャバーズを持ってきたんだから人のことは言えないけどね。」

スキャバーズはロンのネズミで今は膝の上でぐーぐー眠っている。

ﾛ「昨日、少しはおもしろくしてやろうと思って、こいつを黄色に変えようとしたんだ。でも呪文が効かなかった。やって見せようか、見てて…」

そう言うとロンは少しボロボロな杖を取り出して構えた。

私はどうなるんだろうと少しワクワクしながら見た。

ロンが杖を振り上げようとした時、またコンパートメントのドアが開いた。

⁇「ねえ、誰かヒキガエルを見なかった？ネビルのがいなくなったの。」

今度は栗色の髪がフサフサしていて、少し気が強そうな女の子が立っていた。

さっきの男の子はネビルって言うんだ…。

ﾛ「見なかったって、さっき男の子にそう言ったよ。」

ロンがそう言ったが女の子はロンの杖に気を取られていた。

⁇「あら、魔法をかけるの？それじゃ、見せてもらうわ」

なんとなく女の子に立たせたままもあれかな…と思って今は男の子のふりをしているから

「わた…僕立ってるから席座る…？」

と言ったら、「優しいのね、でも大丈夫よ」と優しく断られた。

ﾛ「ンンッ、いくよ…

おひさま、雛菊、溶ろけたバター。デブで間抜けなねずみを黄色に変えよ！」

ロンは杖を振ったが何も起こらず、スキャバーズは相変わらずぐっすり眠っていた。