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キッカケ。 ページ4

洸さんと親しくなったのはここ最近のこと。

委員会の集まりでたまたま隣の席にいたのが洸さんだった。

顔を伏せ寝息を立てていた洸さんに気付いた先生が、手に持ったチョークを指先で器用に回し始めた。

それは怒鳴る標的を見つけた合図で。

『先生に目つけられてますよ』

私が慌てて洸さんの肩を揺すりながら言ったら、

「やべっ。委員会の途中だったんだ」

と、すばやく姿勢を正した彼は、「助かった。ありがとな」と子供っぽく笑った。

それから委員会があるたび、お互い何となく隣に座るようになった。

だからといって連絡先を知っているわけでも、放課後、一緒に遊びに出るわけでもなかった。

何かを貸してと言われたら貸す。

ただそれだけの関係。

洸さんのことはほとんど知らない。

ただ一つ、わかっているのは洸さんからはいつもいい匂いがするということ。

爽やかで透き通るような匂い。

それはまるで海のような。

私は昔から海が怖くて苦手だった。

それなのに、携帯の待ち受けを青く広がる海へと指が設定した時、初めて自分の気持ちが彼へと傾い

ていることに気が付いた。

唯一の繋がりである辞書や教科書の落書き。

自分だけに贈られた手紙のような……。

新しい洸さんを知っていけるような……。

その落書きは、太陽の下で跳ねる水しぶきのようにキラキラ輝いていた。

油断。→←忘れ物。



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凛桜(プロフ) - 莉々愛姫さん» あ!そうなんですか!?(笑)じゃあ、よければ一緒にやりませんか...?最初に書いてあるID調べてもらったら出てくると思うので! (2015年7月25日 13時) (レス) id: c773d437e1 (このIDを非表示/違反報告)
莉々愛姫(プロフ) - 凛桜さん» やってますやってます!バリバリLINE民です!w (2015年7月25日 9時) (レス) id: 15b547c6f8 (このIDを非表示/違反報告)
凛桜(プロフ) - 莉々愛姫さん» はじめまして!本当ですか!ありがとうございます...!嬉しいです!ぜひ友達に!ありがとうございます!LINEは...やってないですよね?(笑) (2015年7月22日 19時) (レス) id: c773d437e1 (このIDを非表示/違反報告)
莉々愛姫(プロフ) - はじめまして!私も、先輩に片想い中です!この作品に勇気をもらって、先輩を遊びに誘ってみました!///断られなかったんです!本当にこの作品を作ってくださってありがとうございます!友希させていただきますね! (2015年7月21日 15時) (レス) id: 15b547c6f8 (このIDを非表示/違反報告)
凛桜(プロフ) - ひよりさん» はじめまして!3年ですか...長いですね(笑) ありがとうございます!頑張ります!! (2015年6月10日 6時) (レス) id: c773d437e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛桜 | 作成日時:2015年3月22日 17時

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